この記事をまとめると
■国産4ドアのスポーツモデルを一気に紹介
■日産のスポーツセダンやトヨタの名機「4A-G」を搭載したセダンが存在
■ホンダのスポーツグレード「タイプR」にも4ドアモデルが存在していた
まさに羊の皮を被った狼的なモデルたち
スポーツカーというと、2ドアクーペや2ドアオープンというイメージが強いかもしれない。確かにクーペは見た目からしてスポーティだし、駐車しているだけでもサマになるのは間違いない。
しかし、実用性が高い4ドアモデルにもスポーティな走りを楽しむことができるモデルは少なからず存在している。今回はそんな4枚ドアのスポーツモデルのややレアなモデルを独断と偏見でピックアップしたい。
日産スカイライン 400R
日産を代表するスポーツセダンと言えば、やはりスカイラインだ。現行型であるV37型は、登場時はインフィニティのエンブレムを装着したり、ダイムラー製のエンジンを搭載したりと迷走したこともあったが、2019年7月のビッグマイナーチェンジで日産エンブレムに再び回帰。
そして、ガソリンモデルには再び自社開発のV6エンジンが復活し、そのVR30DDTT型エンジンをベースに更なるチューニングを施して405馬力を叩き出す「400R」も追加設定されたのだ。
V37型スカイライン自体は2013年デビューと決して新しいモデルではないが、400馬力オーバーのFRスポーツセダンが600万円以下で購入できるというのは破格とも言えるし、その走りはライバルと比較しても遜色のないものとなっている。
トヨタ・カローラ/スプリンター GT
トヨタが誇るベーシックセダンとして、現在でもラインアップに君臨するカローラ。残念ながら現行型はマイナーチェンジでMT車は廃止となってしまったが、過去にはホットな心臓部を持ったスポーツセダン「GT」がラインアップされていたこともあった。
そのGTの名を冠する最後のモデル(モデリスタ製のアクシオGTは除く)が110系のカローラと販売店違いの兄弟車スプリンターの世代だ。
じつは110系、前期型ではスポーティグレードが存在していなかったのだが、1997年4月のマイナーチェンジのタイミングでGTが復活。このGTは165馬力を発生する名機4A-G型エンジンを搭載し、4速ATのほか6速MTも設定し、クーペモデルのレビン/トレノとまったく同じスペックを持つホットグレードだったのだ。