「ワル・カワ」スタイルに大人も子どももガン見必至! ダッジA100をオマージュしたハイエースにはなんとヤンチャなバイクが搭載されていた【TAS 2024】 (2/2ページ)

戦闘的なフォルムのフェンダーキットを採用!

 と、このフェイススワップまでは昨年にも出展されていた内容のようですが、今回新たに組み合わせられているのが、昔のツーリングカーレースの「ワークスフェンダー」を思わせる戦闘的なフォルムのフェンダーキットです。

 大胆にビス留めされ大きく張りだしたフェンダーに収まるホイールは「T-STYLE」オリジナルの「X-Three」。サイズは前が10Jの後ろが11.5Jという19インチの極太サイズです。履いているタイヤも、前が265、後ろが295幅というレーシングサイズ。

 その一方で、リヤハッチはがっつりとスムージングされ、ウインドウは左右に分割されたスプリットウインドウになっています。その側面では、窓をいったんスムージングした上で小さな丸窓をしつらえてあり、ファニーさを加える演出が印象的です。

 ナンバーの位置や、下部に追加されたリヤスポイラー、そして開口部が細く絞られたテールランプカバーとの組み合わせで、アストロ・バンのようなアメリカンな雰囲気になっているのも見どころです。

 かわいい顔つきと後部のファニーな処理、それと大迫力のワイドトレッド仕様のミスマッチは、これまで見たことのない不思議な印象を見る人に与えます。

 そしてもうひとつ、リヤのウインドウを覗き込むと、「なめんなよ」のステッカーが貼られた、なにやらヤンチャな感じのバイクが積まれていました。

 絞りハンドルに布風防、段付きシートなど、当時のヤンチャ・パーツがしっかり装着されたこのバイクは、おそらくホンダの「ホーク(CB250T)」、通称「バブ」ではないでしょうか。最近流行った某マンガにも登場したので再注目されていますね。

 ワイドトレッド化されたローダウンの車両に搭載されるのにしっくり来るチョイスだなと感じました。

 ちなみにこの隣には、車高を上げてピックアップスタイルにカスタムされた同じ顔つきの車両も展示されていました。

 ある意味顔以外はまったく方向性の違う車両ですが、どちらもマツダの「ソウルレッド」でペイントされていて、並んだ印象は性格の違う兄弟のようでした。


往 機人 OU AYATO

エディター/ライター/デザイナー/カメラマン

愛車
スズキ・ジムニー(SJ30)※レストア中
趣味
釣り/食べ呑み歩き/道の駅巡りなど
好きな有名人
猪木 寛至(アントニオ猪木)/空海/マイケルジャクソン

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