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トヨタから超豪華な2大ショーファーレクサスLMと新型センチュリーが出そろった! 庶民には夢だがもしも買うならドッチがいい? (1/2ページ)

トヨタから超豪華な2大ショーファーレクサスLMと新型センチュリーが出そろった! 庶民には夢だがもしも買うならドッチがいい?

この記事をまとめると

■2023年、いずれも2000万円を超える高級車のトヨタ・センチュリーとレクサスLMがラインアップされた

■SUVのセンチュリーとミニバンのLMではカテゴリーこそ違うが国産車最高峰のそれぞれ選び方を解説

■センチュリーの芸術的崇高さも捨て難いがインパクトの大きさからLMを選びたくなる

日本車最高峰のSUVとミニバンが登場

 このところの円安、原材料高騰などによって、新車の価格は高くなる一方だ。しかしそんななか、2023年、国産車にして2000万円オーバーのSUV、ミニバンが発売され、話題を呼んでいる。庶民とはまったく縁のないクルマであり、SUVだからといってアウトドアや荒野、極悪路に似合うわけでもなく、ミニバンだからと言ってファミリーカーとして使い倒せるわけでもない。ズバリ、ショーファーカーとして極上に仕立てられた国産ハイエンドの2車種、それがともに4名乗車定員となる新型トヨタ・センチュリー(以下センチュリー)とレクサスLM 500h “EXECUTIVE”(以下LM)である。

 なにしろ価格はロールスロイス・カリナンやベントレー・ベンテイガなどと競合しそうなセンチュリーがモノグレードで2500万円、LMもまたモノグレードで2000万円となるから高嶺の花そのもの。2000万円オーバーといえば、”砂漠のロールスロイス”とも呼ばれたレンジローバーやスポーツカーの雄であるポルシェ911に匹敵。メルセデス・ベンツのスポーツカー、AMG GTやアルピナB5リムジンよりも高価だったりする。

 庶民としては、ただ驚くばかり、ヨダレを垂らして眺めるばかりの2台だが、世の中、なにがあるかわからない。宝くじの高額当選だってありうる。ある日突然、億万長者の娘と出会い、結婚するかもしれない……。そんな夢のまた夢が現実になったときのために、国産車最高峰の、スーパーカーよりエバレるかも知れない2台の選択を考えてみよう。

 まずは両車の概要だ。SUVルックを纏った新型センチュリーは、全長5205×全幅1990×全高1805mm
、ホイールベース2950mm。車重2570kg。パワーユニットは3.5リッターV6+前後モーターの電気式4WD×PHEVとなる。ここでは燃費性能など野暮な話はしたくしないが、一応いっておくと14.2km/Lである。

 ショーファーカーであるからして、重要なのは後席の居住性、装備だろう。室内寸法は室内長2145×室内幅1605×室内高1245mm。VIPのための装備としては、リヤエンターテイメントシステムが11.6インチ。冷蔵庫はオプションだが、靴ベラ置き×2、コートフック×2などが標準装備される。トヨタのPHEVだけにAC100V/1500Wコンセントももちろん装備されている。SUVタイプにして後席がフルリクライニングする点にも注目だ。

 一方、最新のトヨタ・アルファードをベースにしたLMは、全長5125×全幅1890×全高1955mm。ホイールベース3000mm。車重2460kg。パワーユニットは2.4リッター直4+前後モーターの電気式4WDのハイブリッドとなる。PHEVのセンチュリーと異なるポイントのひとつである。燃費性能は13.5km/Lだ。

 アルファードが現時点で2-2-3名乗車の定員7名(2列目席キャプテンシートのみ)乗車なのに対して、LMはミニバンの広大な室内空間に後席キャプテンシートがドーンと2座、3列目席なしの4名乗車仕様となり、アルファードとの差別化を明確にしている。室内寸法は室内長2735×室内幅1590×室内高1365mm。

 VIPのための装備としては、前後席パーテーションに加え、驚愕の48インチワイドディスプレイ、冷蔵庫、後席リラクゼーション機能、AC100V/1500Wコンセントなどが標準装備されている。

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