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「おぉっ!」なんて感動したのは確か! でもよく考えると……鮮烈デビューも一瞬で消えたクルマの装備5選 (2/2ページ)

「おぉっ!」なんて感動したのは確か! でもよく考えると……鮮烈デビューも一瞬で消えたクルマの装備5選

この記事をまとめると

■「超便利!」と登場したはいいが実際にはそれほどでもなく消えてしまった装備がある

■バブルの頃は「こんなものが!」と驚くようなぶっ飛んだ装備も多かった

■高額なコストがかかるものもあり金額に見合わないとはやることなく消えたものも多い

冷静に考えると「必要ないよね」な装備

 キッチンの蛇口につけるとシャワーになるキャップなんて、いまの若い人は知らないでしょうね。追い焚き機能がなかった時代に重宝した、お風呂のお湯を冷めにくくする断熱シートも、そろそろ知る人は少なくなっているでしょうか。

 じつはクルマの装備でも、登場したときは「世紀の大発明かも!」と沸き立ったのに、なぜかあっという間に消えてしまったものが少なからずあります。今回はそのなかの一部をご紹介したいと思います。

 まずは、携帯電話が普及するより先に、自動車電話というものがあったのは、なんとなく知っている人も多いと思いますが、じつはセンチュリーやセルシオなどの高級車用に登場した、自動車FAXはそれ以上の衝撃でした。

 アイシンの本社にあるコムセンターには、1989年製の自動車ファクシミリ「AISIX 401」が展示されていますが、プリンタ技術を活用して開発した、世界初の製品だったそう。けっこう大きくて、横幅はA4サイズ強、厚みも20cmくらいあるでしょうか。これが車内にあったらちょっと仰々しいかなと思いますが、バブル絶頂の日本ですから1秒を争うビジネスマンには必需品だったのかもしれないですね。

 続いては、冬に限らずエアコンを多用する夏でも、車内は想像以上に乾燥しているといわれますが、なんと初代の日産シーマなどにオプション設定されていた、純正の加湿器があったとは驚き。モイスチャーコントロールとも呼ばれていたそうで、センターコンソールに小さな穴が空いており、そこから水蒸気が出るようになっていたそう。

 室内用の加湿器と同様に、水タンクに水を入れて、電源スイッチをONにすると、超音波波動が起こって水が振動し、細かい水粒子がファンの風によって霧状になって吹き出す仕組みだったようです。シーマが愛車という伊藤かずえさんも、もしかしたら愛用しているかもしれませんね。

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