この記事をまとめると
■東京オートサロン2024が開幕し、ルノー/アルピーヌがブースを出展
■ルノー/アルピーヌのブースを紹介
■「メガーヌR.S. ウルティム」と「A110 R チュリニ」の2台を展示
「メガーヌR.S. ウルティム」は究極にふさわしい内容
メーカー謹製のコンプリートカー、つまり生まれながらにしてチューニングカー気味の新車も少なくない昨今、フランスの体育会銘柄といえばルノー・スポールとアルピーヌ。ルノー・スポールはアルピーヌに発展的統合することが決まっていて、今年の東京オートサロンでは世界1976台限定の「メガーヌR.S. ウルティム」と、「A110 R チュリニ」の2台が展示された。
前者はニュルブルクリンク北コースにて、FF最速の名を欲しいままにしたホットハッチのいよいよ最終モデル。「ULTIME(=ウルティム)」とは「究極」のことだが、「最後の」という意味でもある。実際、装備面でも究極にふさわしい内容で、R.S.トロフィー譲りの前輪アルミハブと鋳鉄製スリットローターブレーキディスク、トルセンLSDを受け継ぎつつ、R.S.トロフィーより1本あたり2kgも軽い19インチアロイの「フジライト」を装着している。
ホイールのネーミングにジャポン風味が漂うのが気になるところだが、それもそのはず、Cセグのホットハッチとして4コントロール(ルノー独自の4輪操舵システム)を採用したメガーヌR.S.は、グローバルに見ても日本が欧州を凌ぐ最大市場となったのだ。
よってウルティムの世界限定1976台のうち、相当な台数が昨年4月より日本に仕向けられてきた。手に入れたい人には、いまやカーテンコールかアンコールといっていい、最後のタイミング。ボンネットやボディサイドのグラフィックはややハデながら、「ULTIME」ロゴはフロントスポイラーの上面でチラ見せという、地味ハデな外観にも注目だ。