三菱は得意のオフロード一色! トライトンもデリカミニもアウトランダーも「アドベンチャー」感満載のカスタムで登場【TAS2024】 (2/2ページ)

デリカファミリーとアウトランダーPHEVにも注目

 トライトンだけが注目というわけではない。

「シャモニースノーギア」と名付けられたデリカD:5とデリカミニのショーカーも見逃せない。2023年に、デリカD:5特別仕様車として登場した「シャモニー」と、デリカミニの純正アクセサリー「シャモニーパッケージ」装着車をベースに、内外装をトータルにコーディネート、雪道が楽しめる2台に仕上がっている。いずれも装着されているパーツは多岐に渡るが、純正アクセサリーとアフターパーツをバランスよくチョイスしている。

 スタイリングのアクセントとなっている多量の補助ランプやテールゲートに備わるラダーやスコップが、アドベンチャーマインドを刺激してくれるのも「シャモニースノーギア」の特徴。新雪路をかきわけてスノーキャンプを楽しみたい! と想像が羽ばたいてしまうのではないだろうか。

 走りの性能についても、デリカD:5は4×4エンジニアリングサービスのカントリーサスペンションキット、デリカミニはPADOKKUの40mmリフトアップキットをインストールすることで足まわりを強化している。スノーロードをターゲットとしているため、トーヨーのスタッドレスタイヤ「オブザーブ」を履いているなど抜かりはない。

 また、シャモニー・シリーズはグリーンをアクセントカラーとしているが、デリカD:5のインテリアでは、アシストグリップやシフトレバーなどを特注のライムグリーン仕様としているのも注目点。デリカミニでもアッパーサイドステーやバックドアパイプが特注のグリーン仕様となっているのも「シャモニースノーギア」としての統一性が感じられるところだ。

 アウトランダーPHEV「アクティブフィールド」はバンパーガーニッシュやマッドフラップといった純正アクセサリーの装着を基本に、プレミアムな深みを持つパールホワイトボディをラッピングで実現しているのが特徴。

 バンパーのボトムラインに装着されるガーニッシュのほか、フューエルリッドやホイールアーチモールなどにチッピング塗装処理を施すことにより、カラーリングによる上級感を演出するというアイディアは注目だ。

 足もとはレイズのアルミホイール「DAYTONA M9+」と235/60R18サイズのヨコハマ・ジオランダーとするなど、悪路走破性の向上も期待させるもの。いかにも川辺でキャンプやBBQを楽しみたくなる一台となっている。


山本晋也 SHINYA YAMAMOTO

自動車コラムニスト

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スズキ・エブリイバン(DA17V・4型)/ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE SP(SC82)
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