この記事をまとめると
■かつての正月に見かけた風景が最近は見られなくなってきている
■クルマに関係するところではクルマの正月飾りや新車ディーラーにおける変化が著しい
■公共交通機関でも働き方改革が推進されており現在の光景が見られなくなる日が来るかもしれない
かつてはお馴染みだった正月の風景もいまはなし
子どものころの元旦と言えば、道路はいま以上にガラガラで、街なかにトラックの姿はほぼなかった。そして、2日や3日になると、「初荷」ののぼり旗をつけたトラックが走り出していたのを覚えている。調べてみると、走行中の安全性の観点からのぼり旗はつけなくなっていったとのことである。
また、いまどきは元旦とはいえ通常時とははるかに少ないがトラックを見かけるようになった。そもそも、大手スーパーの多くでは31日の大晦日まで店を開け、元旦から“初売り”として店を開けている。中小のスーパーでは“働き手不足”やそれにより、交代休では満足に休みがとれないということもあり、元旦から2日や3日まで定休日にするところも出ているが、大型ショッピングモールほど元旦から営業している。街なかからどんどん正月の風景が消えていこうとしている。
クルマ絡みでは、正月飾りをつけたクルマもめっきり見かけることがなくなった。いまどきはフロントセンターのエンブレムがセンサーになっていたり、ボンネットを開けるとフロントグリル部にカバーがついているなど、設計上かなり無茶をしないと装着できなくなっていることもあるが、激減しているのも無理はないと考えている。