2023年に売れたスズキの軽乗用車とは? ランキング形式で解説! (1/2ページ)

この記事をまとめると

■多彩なモデルが販売されているスズキの軽乗用車

■スズキの軽乗用車それぞれの特徴について解説

■2023年1〜9月の販売台数をランキングにした

2023年売れたスズキ軽乗用車はこれだ!

 多彩なモデルが販売されているのがスズキの軽乗用車。現在、スポーツモデルこそないものの、セダンからハイトワゴン、スーパーハイトワゴン、SUV、オフローダーとフルラインアップを誇ります。

 そんな数あるスズキの軽乗用車を、2023年1月から9月までの販売台数別に紹介していきましょう。なお、販売台数はモデルごとではなくシリーズごとの数字となります。

第1位:スペーシア(カスタム)/スペーシアギア(マイスタイル)
9万340台

 ズズキがラインアップする軽乗用車のなかでもっとも売れているのは、スーパーハイトワゴンのスペーシア。2023年11月にフルモデルチェンジをして3代目へと進化を果たしましたが、9月までに販売されていたのは先代、2017年に登場した2代目となります。

 スペーシアの特徴はいくつもありますが、まず目を引くのがエクステリアデザイン。スーツケースをモチーフにボディにくぼみを配置するなど、遊び心が随所に取り入れられました。

 インテリアもエクステリア同様に助手席側のアッパーボックスがスーツケース風に仕立てられるなど、同じデザインテーマを採用。ポップで個性的な内外装デザインを好むユーザーが同車を指名買いするケースも少なくないようです。

 また、専用丸目ヘッドライトや専用グリル&バンパー、ルーフレールなどを配した専用デザインのスペーシア ギアもポップなテイストなのは共通。ただし、最低地上高は150mmとスペーシアから変更されていません。

 パワーユニットは、全グレードにマイルドハイブリッドを搭載。ライバル車が備えていないハイブリッドユニットを搭載したことで燃費性能が優秀なこともスペーシアの大きな特徴です。

 なお、スペーシアには4ナンバーボンネットバンのスペーシア ベースが2022年8月に追加されました。

 4ナンバーとはいえ商用ユースではなくレジャーメインでの使用が主になる同車は、今年9月までに9429台が販売されています。

第2位:ハスラー
5万8625台

 スペーシアに次ぐ販売台数を誇っているのはハスラー。ハスラーといえば軽自動車界にSUVブームを巻き起こした初代が印象的です、2019年に登場した2代目となる現行モデルも引き続き高い人気を維持しています。

 現行モデルは初代のイメージを受け継ぎつつも、さらにアウトドアテイストを強調。ギア感を高めるため三連インパネガーニッシュや外装色に合わせたカラーを組み合わせるメーターなどを装備したインテリアも、遊び心満載の空間に仕立てられています。

 軽SUVとして使い勝手が高いハスラー。2代目も日常使いはもちろんレジャーユースでの使い勝手にも力が入れられています。

 荷室下に備わる防汚加工が施されたラゲッジアンダーボックスを装備したラゲッジルーム、リヤシートスライド機構がラゲッジ側から操作できるようになったことなど、細かい工夫が数多く施されています。また、シート表皮もアクセントカラーが配されるなど、SUVらしい非日常感が演出されました。

 パワーユニットはスズキ自慢のマイルドハイブリッドを採用、先進安全装備「スズキ セーフティ サポート」を装備。使い勝手だけでなく走行性能や機能面も大きく進化していることが初代から引き続き人気を誇る大きな理由なのでしょう。

第3位:ワゴンR(カスタムZ/スティングレー)/ワゴンR スマイル
5万6033台

 セダンが主流だった軽自動車界に新たな潮流となるハイトワゴンブームを泣き起こした初代ワゴンR。現行モデルは2017年にデビューした6代目。初代から続くワゴンRらしいフォルムと優れたパッケージングは受け継ぎつつ、先進安全装備やマイルドハイブリッドなどいまどきの軽自動車らしい機能が備わっています。

 現行モデルは初代のフロントマスクを彷彿とさせる縦長ヘッドランプを備えた標準モデルと、スタイリッシュな横長ヘッドランプを備えたスティングレーがラインアップ。

 2021年には丸みを帯びたスタイルと標準モデルにはないスライドドアを採用したワゴンR スマイルが追加されました。

 ワゴンR スマイルは、インテリアも標準モデルとは違いセンターメーターではなく4.2インチカラーインフォメーションディスプレイを備えたスピードメーターを装備。外観同様、各部が丸みを帯びたインパネも特徴です。

 また、同車は先進安全装備「スズキ セーフティ サポート」の機能が標準モデルより充実。ロングドライブ時などに運転の疲労を軽減してくれるACCや対向車を検出すると、左側サイドモニターを自動的に表示する「すれ違い支援機能」をオプションで用意するなど、異なる箇所も少なくありません。


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