この記事をまとめると
■クルマの便利装備は年々進化し、数も増えてきた
■かつてオプションだった装備も標準装備となりつつある
■最新技術との連携でより進化した使い勝手を実現している
快適装備は年々進化している
ほんの6〜7年前までは、一度使ったら手放せなくなる快適装備としてシートヒーターやキーレススタートなどを紹介していたんですが、それらはもう軽自動車にも採用されるほど、一般的な装備となりました。でも、どんどん装備は進化していくんですね。また、さらに人間をダメにする……いや、カーライフを快適にしてくれる装備が登場しています。今回はそんな一度使ったら手放せない、沼る最新装備をピックアップしたいと思います。
まずは、いまや当たり前となったシートヒーターに代わり、冬に一度使うと手放せなくなる装備として新たに名乗りを挙げているのがステアリングヒーターです。当初は一部の高級車やEVに採用されていた装備ですが、最近はコンパクトSUVなどにも採用されるようになってきました。氷点下を記録した朝などは、車内が冷え切っているので当然ながらステアリングも冷え冷え。
インパネなどは、冷たいなら触らなければいいですが、運転するからには絶対に握らなければならないのがステアリングです。手袋をはめたり、信号待ちの間にお尻の下に手を入れたりして温めていたものですが、ステアリングヒーターがあればあっという間にホカホカに温めてくれるので、握っているほうが暖かいということに。これは沼る装備です。
ふたつめは、やはりシートを快適にしてくれる装備として、ヒーターではなく夏場の暑い日にうれしい、シートベンチレーション。これは、別名シートクーラーといえるもので、背もたれと座面に風を送り込んで、熱が溜まるのを防いでくれるというものです。暑い日には、エアコンをかけていて顔など表面的には涼しく感じていても、ずっとシートと接しているお尻や背中は汗びっしょり、なんてことも多いですよね。
シートベンチレーションを一度使うと、そのベタベタ、もあもあがなくなって気持ちがいいんです。暑さを感じにくくなるので、エアコンでの燃料消費も抑えられるのではないでしょうか。