この記事をまとめると
■アウディより「SQ8 Sportback e-tron」が登場
■3つのモーターを搭載し最高出力370kW、最大トルク973Nmを誇る
■Sラインモデルなので、スポーティな見た目が特徴だ
フルサイズSUVがハイパフォーマンスな電動モデルに
日本ではドイツ御三家と呼ばれるプレミアムブランドの一角を担うアウディ。同社は、コンパクトカーからハイパフォーマンスなスポーツモデル、世界中で人気なSUVと、幅広いランアップを抱えているほか、日本では積極的に電動モデルを展開しているメーカーでもあり、「e-tron」シリーズは着々とそのシェアを伸ばしている。
今回紹介するのは、先日販売が始まったアウディのフルサイズSUVであるQ8をベースとした電動モデル、「SQ8 Sportback e-tron」だ。
このモデルは、頭に”S”の名がつく通り、Q8 e-tronのスポーツグレード「Sモデル」を意味している。スペックは、最高出力370kW、最大トルク973Nmを誇り、フロント1基、リヤ2基、合計3基の電気モーターが搭載される。フロントモーターの出力はMAXで157kW、2基のリヤモーターはそれぞれMAXで138kWの出力を誇り、通常走行時はリヤモーターのみが作動する。コーナリング時には左右輪のトルクを変えることで旋回性能を向上させる「電動トルクベクタリング機構」が搭載される。
見た目からは想像できないほどの俊足っぷりで、0-100km/h加速はわずか4.5秒(メーカー測定値)だ。総電力量114kWh(先代比 +19kWh:正味エネルギー容量106kWh)を誇るバッテリーを搭載し、一充電走行距離482km (先代比 +67 km:WLTCモード)を達成している点も注目だ。CHAdeMO規格はもちろん、最大で150kW急速充電にも対応。短時間で大容量の充電が可能だ。
Audi SQ8 Sportback e-tronのエクステリアは、標準モデルよりホイールアーチを拡大するとともに、Sモデル専用デザインの前後バンパーや5Vスポークデザインの20インチアルミホイールなどの採用により、フルサイズSUVならではの迫力あるダイナミックさを強調。
また、シルバーのフロントバンパーリップ、シングルフレーム、ドアインサート、ディフューザー、ミラーハウジングがSモデルならではのポイントだ。インテリアは精悍なブラックを基調としており、ダイヤモンドステッチを施したSロゴ付きバルコナレザースポーツシート、マットブラッシュトアルミニウム ダークのデコラティブパネル、S専用ビューを備えたバーチャルコックピットプラスほか、Bang & Olufsen 3Dサウンドシステム(16スピーカー)、パワークロージングドアなどを標準採用とした。
価格は1492万円となる。
電動モデルでプレミアム、かつハイパフォーマンスなEVを求めるユーザーには注目の1台といえそうだ。