スノーワイパーで視界を確保
降雪時の困りごとは、走行中にも発生する。雪が降っているときに雨用ワイパー(通常のワイパー)を使っていると、雪がワイパーに積もったり凍りついたりして拭き取り機能が低下し、フロントウインドウの視界が悪くなる。その点「スノーワイパー」なら本体がカバーで覆われているため、金属部に雪などが固着することはない。
また、耐寒性や撥水性に優れているので、雪や氷をはじいて視界を確保できるという特徴も持っているのだ。ただし、車種・年式・形式・グレードによって長さや形状に細かな違いがあるので、購入の際には適合をよく確認をする必要がある。
クルマのトラブルで、比較的多いといわれているバッテリー上がり。それはトラックでも同様だ。基本的には四季に関係なく発生するものだが、気温が下がるとバッテリーの機能が低下し、エンジンがかかりにくくなるから、冬場に多いトラブルだといわれている。ディーゼル車は始動時の使用電力が大きく、ブースターケーブルをつないで始動するにしても、どんなクルマでも対応できるわけではない。結局、ロードサービスを呼ぶことになると思われがちだが、じつは便利なお助けグッズがある。それが、ディーゼル車・24V車対応の「ジャンプスターター」だ。
構造はモバイルバッテリーと似ており、大きな容量の電気を取り出せるという特徴を持つ。おもにリチウムイオン電池・リチウムマンガン電池・リチウムポリマー電池といった高性能電池が使われている。一度充電しておけばエンジンの始動だけではなく、スマホの充電や電気グッズの電源としても使用可能な、まさに使えるアイテムなのである。
最後はトラックドライバーを、体の芯から温めてくれるグッズを紹介したい。それは、「車載用湯沸かしポット」だ。
トラックドライバーは運転時間が長く、乾燥した冬には水分の補給が必須となるが、せっかく飲むのであれば温かい方がよいだろう。そんなときに、このグッズは重宝する。水を入れてシガーソケットから電源をとれば、あっという間にお湯が沸く。あとは、コップにお茶・紅茶・コーヒー・スープなどのティーパックや粉を入れ、お湯を注げば暖かい飲み物のできあがり。長距離輸送というたいへんな仕事も、これがあれば少しは癒されるのではないだろうか。