長時間の運転は装備の充実なくしてあり得ない! 知られざるトラックの純正アクセサリー5つ (2/2ページ)

死角が多いトラックにおすすめのアイテムも

 安全面からぜひとも取り付けたいのが、「バックカメラ&モニター」だ。トラックは大きいので死角が多く、とくに後方の確認は大型車ほど難しい傾向にある。また、カーゴのような箱型の荷台形状であれば、ルームミラーで後方確認をすることは不可能だ。そこで車体後部などにカメラを備え、ミラーに変えてモニターを取り付ければ、死角の安全確認を簡単にできるようになる。

 日野自動車のデュトロの場合、インナーミラータイプのモニター(ルームミラーにモニター機能が付加されている)が設定されており、近後方と遠方後方に切り替えができる。そのため、障害物があっても安全確認を行いやすくなっていて、純正装備ならではの利便性があるのだ。

 運転中にリラックスするため、音楽を聴くというトラックドライバーは多くいる。現代はスマホが全盛で高性能なイヤホンもあるが、運転中にそれで聴くのは好ましいこととはいえない(条例で禁止されている都道府県もある)。なので、ここはやはり「カーオーディオ」を取り付けるのが一番。しかし、市販品の多くは12V仕様。ゆえに、24V車は最初に純正を装備しておく方が無難ということになるのだ。

 機能は機種によって異なるが、Bluetooth対応・AUX端子やUSBスロット搭載・MP3/WMAオーディオファイル対応といった、最新機能を備えたタイプもある。

 純正装備の大きなメリットのひとつが、これまでにも触れた不自然さのない装着感だ。その最たるものは、複雑な形状に合わせて作られたフロアマットだが、トラックドライバーに優しいグッズということになれば、運転中は常に目に入る「インテリアパネル」だろう。自身の好みに合わせてタイプを選べば、車内は自室のように落ち着いた空間に早変わり。これなら長距離を走るときでも、平常心を保って運転ができる。

 このように純正装備は、トラックドライバーに優しいアイテムが次々に登場してきているので、今後の展開が楽しみである。


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