トラックを愛するからこそ「ちょい足し」したい! トラッカー御用達の「ド定番アイテム」5つ (2/2ページ)

ハンドルカバーも重要なアイテム

 外装パーツとしてはずせないのは「泥除け」だ。これは、もともと後輪後部といった目立たない場所にある機能パーツであるが、これをカラフルなアフターパーツに取り換えることで、トラック背後からの景色が一変する。定番は光沢のあるウレタン入りだが、ステンレスの鏡面がついたものにも人気がある。カラーやステッチを選択することで、トラックドライバーの個性が発揮できるアイテムだ。

 外装パーツは他人に見せる(目立つ)ことを重視した部分も多いが、内装パーツはトラックドライバー自身が楽しめることも重要だ。トラックの職業運転手は長時間にわたって運転することが多く、それはすなわち車内(キャビン)で過ごす時間が長いということだ。ゆえに、内装パーツには快適性や嗜好性が強く求められるのである。

 運転をするときにキャビン内でもっとも手にするパーツはステアリング(ハンドル)なので、「ハンドルカバー」は重要なアイテムとされている。人によって好みには差があるものの、フィット感や操作性を重視するトラックドライバーが多い。そのため、太巻きタイプでステッチの入っているものに人気があるようだ。カラーバリエーションが広くて模様入りのものもあり、取り換えが簡単なので、複数所持して気分で交換するといった楽しみ方をしているトラックドライバーもいる。当シリーズで、シフトカバーやアシストグリップ用のカバーなどがあり、コーディネートを楽しむこともできる。

 キャビン内グッズとしてはずせないのが、「水中花シフトノブ」だろう。これは、70年代ごろに乗用車でも一世を風靡したアイテムだ。六角レンチやドライバーといった簡単な工具で、誰もが交換可能なお手軽パーツである。種類が多いので個人の好みに合わせやすく、見た目の可愛さが癒しを与えてくれるから、職業ドライバーに根強い人気があるのも頷ける。

 こういったトラックパーツのひとつひとつはたわいもないものかもしれないが、いろいろ組み合わせることで個性の発揮や機能性向上につながり、それを趣味とする同好の士も増えてきた。現代は個性が尊重されて、趣味嗜好の強いマニアックな考え方が脚光を浴びる時代なってきているから、今後はさらに多彩なトラックパーツが世に出るようになるだろう。


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