タイの「カローラアルティス」が正直羨ましいぞ! ちょいデカのグローバルスペックは格上のクルマに見える!! (2/2ページ)

セダンとしての使い勝手にも優れるカローラアルティス

 バンコク・モーターエキスポ会場内トヨタブースには「GRスポーツ」が展示されていた。さらに細かくチェックすると、若干サイズアップしているのでトランクルームも広いのが確認できた。また、ボンネットを開けると裏側に防音材が貼られていた。標準シリーズに設定されているかは確認できなかったが、これがあるのとないのとでは、車格が異なって見えるほど印象が変わってくる。

 細かいところのあるなしは別として、日本仕様もかなりカッコいいのだが、グローバル仕様のほうが、やはり全体のまとまり感を強く感じ、よりカッコよく見えた。そもそもセダンとしての使い勝手にいまひとつ的な部分のある日本仕様だが、グローバル仕様にはそれがないのがなんともうらやましかった。

 1.6Gでも価格は日本円で約363万円。タイでの新車価格は日本より割高になっていると聞くが、詳細スペックは異なるものの日本仕様より100万円以上高くなっている。

 ちなみに北米仕様とは顔つきが異なるが(北米以外はほとんどアルティス顔)、歳をとっているせいもあってか落ち着いて見えるアルティス顔のほうに好印象を持っている。

 日本のユーザーのためによかれと思ってグローバル仕様をそのまま国内導入しないようにしているのだろうが(グローバル仕様は日本ではサイズが大きい?)、フリークとしては、グローバルスペックのカローラセダンを所有したい気持ちもある。次期型ではぜひグローバル仕様とせめて同寸法にして欲しいと思う。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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2019年式トヨタ・カローラ セダン S
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