長距離移動も苦にならない快適なグランドツーリングスーパーカー! マクラーレン「GT」の後継モデルとなる「GTS」を公開 (1/2ページ)

この記事をまとめると

マクラーレンが「GT」の後継モデルとなる「GTS」を発表した

■マクラーレンのパフォーマンスと洗練性、そして実用性を融合させたグランドツーリングカーだ

■635馬力の4リッターV8ツインターボエンジンをミッドシップ搭載する

かつてもっとも快適といわれたマクラーレンの後継モデル

 マクラーレン・オートモーティブから、これまでのGTの後継車となるGTSが発表された。じっさいのデリバリーは2024年から開始されるが、すでに世界各国のディーラーではそのオーダーが開始されているという。

 このGTSについて同社のCEO、マイケル・ライターズ氏はこうコメントしている。

「マクラーレンGTSは、マクラーレンならではのドライビングダイナミクスとパフォーマンスに加え、洗練性と実用性を高次元で融合させています。真のドライビングエクスペリエンスをお愉しみになりたいときには、GTSがそれをかなえます。また週末の旅行など、リラックスした長距離ドライブを愉しみたいときにも、GTSが理想的なパートナーとなることでしょう。マクラーレンのレーシングDNAに忠実でありながらも、いくつもの能力を兼ね備えたモデル、それがマクラーレンGTSなのです」

 たしかに前作のGTは、ほかのシリーズとは異なり、長距離ドライブが苦にならない快適性を持ち合わせていたモデルだった。その一方で、ドライバーが走りを愉しみたいというシーンに出くわせば、世界最高水準のスーパーカーとしての走りを瞬時に提供してくれるのが大きな魅力であったことは記憶に新しい。そのGTをマクラーレンはどのようなテクニックを用いてさらに魅力的なモデルへと進化させたというのか。さっそくその概要に迫ろう。

 まずはそのエクステリアデザインを見る。これまで「ハンマーヘッド」と呼ばれていた独特な造形のフロントバンパーのデザインは一新され、エアインテークもより幅の広い新たなスタイルに変更されている。これによってラジエターを冷却するためのエアの量は増大、つまり冷却効果は高まったことになる。

 このフロントインテークのエアブレードや、リヤフェンダーのエアスクープは、グロスビジュアルカーボンファイバー仕様に変更することも可能で、例によってインディビジュアル部門のMSOでは、ほかにさまざまなカスタマーからのリクエストを受け付けてくれるはずだから、実質的にはカラーリングに関しては無限大のパターンが実現することになる。


山崎元裕 YAMAZAKI MOTOHIRO

AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員 /WCOTY(世界カーオブザイヤー)選考委員/ボッシュ・CDR(クラッシュ・データー・リトリーバル)

愛車
フォルクスワーゲン・ポロ
趣味
突然思いついて出かける「乗り鉄」
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