この記事をまとめると
■複雑に絡み合う首都高は運転初心者には難所
■決してゲームのようなスピードで走る道として設計されていない
■適切なウインカーなどでまわりのドライバーへ積極的に意思表示をすることが大事
トンネルが多くGPSの位置情報が使えない場所も!
年末年始の休み期間、東京都内で運転を楽しみたいと考えている人は少なくないかもしれない。とはいえ、免許を取り立てだったり、初めての東京ドライブだったりするドライバーにとって、「首都高」を走ることの心理的ハードルは低くはないだろう。
通常、高速道路といえばまっすぐに走り続けるような道を想像するが、こと首都高については直線区間が長いというイメージはないかもしれない。とくに、The首都高といえる環状線(「C1」と名付けられている)は、グルっと都心を囲うような設計になっている。環状とすることで、さまざまな方面へ向かう各路線をつなぐ構造なのだが、結果としてクネクネと曲がった道になってしまっている。
そうした構造ゆえに、各路線をつなぐジャンクションが複雑に絡み合った道という印象を持っているかもしれない。たしかに初見殺しとして有名な「箱崎ロータリー」のような難しいポイントもあるが、基本的にはカーナビでルートを設定、緑色の案内標識をしっかり見ていれば道に迷ってしまうというほど難しいわけではない。
逆に言えば、事前のルート確認をせず、ナビの案内にも頼らず、初めて首都高を走るというのは、かなり難易度が高いといえる。また、カーナビを持っていないケースではスマホナビを利用することもあるだろうが、首都高の一部では長いトンネルもあり、アプリの種類によっては自車位置をロストしてしまうこともある。
たとえば、首都高にある山手トンネル内で自車位置をロストすると、出口やジャンクションに気づくのが遅れてしまい、道を間違うというミスが考えられる。
初めて首都高を走るのであれば、車両の走行データと連携してGPSが届かなくても自車位置を補正できるカーナビを使うと安心だろう。