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これぞ「やっちゃえ日産」! 男のロマンが詰め込まれたキャラバンとエクストレイルを東京オートサロンに出展【後編】 (1/2ページ)

これぞ「やっちゃえ日産」! 男のロマンが詰め込まれたキャラバンとエクストレイルを東京オートサロンに出展【後編】

この記事をまとめると

日産が東京オートサロンに出展するコンセプトカー4モデルを紹介

■キャラバンとエクストレイルをベースとしたカスタムモデルを出展する

■法規などは無視した独創性溢れるユニークなポイントに注目だ

夢が詰まった真似したくなるコンセプトカー出現!

 さて。前編で紹介した2台はどちらも実際にすぐ販売してもいいようなほど作り込まれた、市販車の面影を色濃く残すコンセプトモデルであった。

 一方で、こちらの後編でお伝えするのは、企画チームの夢や理想を詰め込めるだけ詰め込んだオートサロンという現場にピッタリな、見ているだけでワクワクするコンセプトモデルたちだ。

Disaster Support Mobile-Hub

 毎年、オートサロンにはキャラバンをベースとしたコンセプトカーをリリースしている日産だが、第4弾となる今回は、「ポータブルバッテリーfrom LEAF」を複数台搭載し、緊急・災害時の拠点となる支援車両としての提案をした「ディザスター サポート モバイル ハブ」を出展する。

 この車両は、機動性を考慮して4ナンバーサイズのボディを持つキャラバン プレミアムDXのなかでも、高い走破性を兼ね備えたディーゼルエンジンモデルの4WD車をベースにチョイス。現地に到着すると車両が展開し、「防災本部」、「多機能ルーム」、「防音個室」、「サポートエリア」の4つの空間を創出する設計となっている。

 通常であれば2列目シートが備わる部分は防災本部となり、モバイルバッテリーによってパソコンやプリンター、Starlinkによるインターネット環境確保などによって逐一情報を収集・発信できるようになっているほか、モバイルバッテリーを用いて被災者の携帯電話の充電なども可能となっている。

 そして荷室部分はベッドなどを備えた多機能ルームとし、ケガ人の救援だけでなく、おむつ交換や授乳などもできる安心の空間を提供。

 その後ろ側にはルーフ側に収納されている個室を展開することで、着替えや身体を拭くなどのプライバシー空間を確保できる防音個室が備わっている。

 そして、リヤウインドウと左クォーターウインドウにはサイネージモニターを備えて情報収集が可能となっているほか、車内に収納されているギャレーで調理も可能な空間も創出することができるのだ。

 これらの装備は災害が発生し、本格的な救援活動が始まるまでの2~3日をカバーするためのものとなっており、個人所有というよりは自治体などで保有して有事の際に活用してもらいたいという想いが込められている。

 なお、ここまでの装備を搭載していながら、装備重量はキャラバンの最大積載量である1000kg以内に収まっているというから、コンセプトカーといいながら、かなり本気の仕様と言えそうだ。

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