いくら納期が長くてもやっぱり「妥協」はダメ!? 本命じゃない「短納期車」を選んで後悔するケース5つ (2/2ページ)

納期遅延だらけのなかで「短納期」にはそれなりの理由がある!

 3つめは、乗ってみると「だから不人気なのか」という理由がわかったというところ。本命とボディサイズや装備がほとんど変わらないため、それなら不便はないだろうと即納車を購入した人に聞いてみると、走行中の音がうるさかったり、内装がチープで長距離走行で疲れやすいなど、乗ってみる前にはわからなかった残念ポイントが見つかったといいます。スペックは同じように見えても、やっぱり「いいもの」は待ってでも購入したほうがよかったと後悔しているとのことでした。

 4つめは、次に乗り換える時のリセールバリューが低いということ。人気車ならば、当然のことながら売るときも高値がつく可能性が高いのですが、最初から不人気車だと売るときに何かでバズったりしない限りは、相応の価格しかつきません。長く乗って乗り潰すくらいの計画がある人ならあまり気にしなくていいですが、定期的に乗り換えを考えているならば、リセールバリューが低いのは痛いところですね。

 ということで、不人気車のなかにも素晴らしいクルマはたくさんあるので、自分の好みと合えばそれは幸せなことですが、そうではなく本当は欲しい本命車がほかにあるのに、納期が早いからという理由だけで妥協するのは、おすすめではありません。やっぱり初志貫徹、本当に欲しいと思ったクルマを人生の相棒とするのがいちばん幸せです。

 もし、本命の納期が1年以上で待つのが難しいならば、その車種の中古車が出てくるのを待つという手もあります。新車登場から数カ月後には中古車市場に流れてくるものもあるので、情報収集に努めましょう。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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