年末ギリギリの商談は好条件を引き出しやすい! 新車販売の現場も「日本人ならでは」の心理が働く!! (2/2ページ)

いまでも年末年始の商談は絶好のチャンス!

 ただ気をつけたいのは、かなりレアケースとなるが、年内に登録(軽自動車は届け出)が可能となることもある。ディーラー間での「車両交換」などで、急遽手配がついてしまうこともあるのだ。しかも、年内に登録は間に合うが当該新車の陸送が間に合わなかったりして、12月登録なのに納車は翌年1月になる可能性も高くなる。

 こういった年内登録(軽自動車は届け出)のリスクを回避しながら好条件獲得を狙うならば、クリスマス前後のタイミングで商談を行うことをオススメする。

 年末のディーラーの営業スケジュールを見ると、12月28日まで営業するところもあれば、26日から年末年始休暇に入るところもある。これは年明けの仕事始めが4日からという早い店は休暇に入るのも早いが、逆に6日が仕事始めというところは年末ギリギリまで営業するようになっているケースが多いからだ。

 こうなると12月最後の週末あたりに店舗を訪れて商談を始めることがかなり有効といえるだろう。セールススタッフも店舗マネージャーも、1台でも多く年度末決算セールの販売実績につながる受注を抱え、正月を迎えたいというのが正直なところ。

 いままで来店したことがないような新車購入を希望するフリー客がふらっとくれば、他店へ流れないうちに瞬間風速的に好条件を提示して一気に受注に持ち込んでくるはずだ。単に新年を迎えるというだけではなく、年末年始を大切にするといった日本人(及び日本に住む人)のDNAに深く刻み込まれた感情も作用し、年末だけではなく年始は好条件が出やすくなっていると筆者も考えている。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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