この記事をまとめると
■「ブルガリ」が「グランツーリスモ」とコラボしたデジタルコンセプトカーを発表した
■「ブルガリ・アルミニウム・ビジョン・グランツーリスモ」はリストウォッチをモチーフにして誕生
■「ブルガリ・アルミニウム・ビジョン・グランツーリスモ」のモチーフとなった腕時計も限定で販売される
ブルガリのデジタルコンセプトカーが誕生
1884年にギリシャ系イタリア人のソティリオ・ブルガリがイタリアのローマで創業した高級宝飾店、ブルガリ。そのブルガリの主要な商品は、高級宝飾品であることは現在も変わらないが、ほかにもバッグなどのレザーアイテムやホテル、あるいはレストランの経営などにもビジネスのエリアを拡大しているのは広く知られているとおりだ。とくに1977年からセールスを開始したリストウォッチは、その代表的な商品として高い人気を博している。
そして、先日開催され、グランツーリスモのワールドファイナル2023バルセロナの放送内で、ブルガリは革新的なコンセプトを持つ1台のバーチャルカー、「ブルガリ・アルミニウム・ビジョン・グランツーリスモ」を発表。
これは1998年に登場したブルガリのリストウォッチ、「ブルガリ・アルミニウム」が持つ、スポーティでスマート、そしてエッセンシャルでありながら精緻という要素から生まれたデジタルコンセプトカーで、そのデザインや素材、そしてカラーリングは、ブルガリ・アルミニウムが持つグラフィックの組み合わせとスピリットをモチーフとしている。
ボディスタイルは、イタリアの伝統的なオープンカーともいえるバルケッタ。低いフロントウインドウやサイドウインドウがそれをよく表現している。
実際にデザインを担当したのは、ブルガリのプロダクトクリエーションエグゼクティブディレクターのファブリツィオ・ボナマッサ・スティリアーニ氏と、かつてピニンファリーナのデザインディレクターとして数々の名作を残したファビオ・フィリッピーニ氏の両氏。低く構えるかのようなエクステリアデザインは、4輪のホイールアーチを強調したもので、前後のスポイラーはもちろん高速走行に必要なダウンフォースを十分に得る。