新型になってもやっぱり販売台数トップはN-BOX! 2024年はカローラシリーズが躍進する可能性大 (2/2ページ)

2024年はカローラシリーズの躍進も期待!

 ヤリス(ヤリスクロス含む)は、トヨタ車のなかでは比較的納期(すでに改良後へ受注はシフトしている[本稿執筆時点])が短めとなっていることもあり、N-BOXに肉迫する販売台数を記録するかもしれない。

 2024年3月ともいわれる改良を控え、カローラセダン及びツーリング、スポーツは新規受注停止となっている。先日改良を行ったカローラクロスのざっくりした納期は、本稿執筆段階では2024年5月ごろともされているので、改良直後のセダン、ツーリング、スポーツにカローラクロスのバックオーダーが加われば、2024年5月以降はカローラシリーズの販売台数が大化けする可能性を秘めている。

 新規受注停止車両が目立つなかでも、登録車のみのランキングでトヨタ車は上位10車中7車も入っている。しかし、情報では2024年1月から3月の間は一時的に減産体制に入るとの話もあるようだ。

 2024年4月以降、新規受注停止車両も減少傾向になり、生産体制も整えば「トヨタ一強」体制がより顕在化する可能性も十分考えられる。

 軽自動車ではN-BOXが2023暦年締め年間(1~12月)、2023事業年度締め年間(2023年4~2024年3月)、両方での販売台数トップを維持するため、今後3月まではさらに気合いを入れた販売促進を行ってくることが十分に考えられる。

 デビュー直後は気持ち程度とされていた値引きだが、さすがに車両本体価格からの値引き余力はそれほどないので、どこから値引きを引き出すかも、商談では注意したほうがいいかもしれない。同時期にフルモデルチェンジしたスズキ・スペーシアとの比較検討はできるだけ実施して欲しい。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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2019年式トヨタ・カローラ セダン S
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