最強グレードなら約5トンをけん引できる!
サイバートラック(AWD)の航続距離が547kmというのはさほど驚くような数字でもありませんが、荷台にレンジエクステンダーバッテリーを追加することで755kmまで延長可能というのは、ピックアップならではのメリットでしょう。テスラのスーパーチャージャーと呼ばれる急速充電器を使えば15分で235km走行分まで充電できるとのこと。
もっとも、サイバートラックのパフォーマンスは航続距離よりもけん引能力といっても過言ではありません。最大4990kgといいますから、トヨタ・タンドラの5.5トンに肉薄するもの。簡単に言えば、アメリカンサイズのでっかいモーターホームを余裕で牽引できるということ。
なお、最強グレードのサイバービーストなら、最大出力845馬力というパワーを活かし0-96km/h:2.6秒という、ポルシェ911顔負けの俊足。むろん、最新鋭の全輪駆動システムが搭載されていますから、ドバイあたりの富豪なら砂丘で大ジャンプとか決めちゃいそう。
砂漠といえば、サイバートラックの汎用性、つまりSUV的な使い道を想定したオプションパーツのラインアップもカッコいい。たとえば、カーゴベッドを寝室にしたイージーテントや広大なルーフを活用したキャリアなど、砂利トラ的な使い方だけでなく冒険心も満たしてくれそうなパーツがたくさん。当然、電源の設定も100~240Vまであるので、旅先で電ノコ使ってログキャビンを作る、なんて夢も広がります(笑)。
そのほか、生物兵器にも対応している医療グレードの空気フィルターや15スピーカーを内蔵したインテリアなど、ピックアップトラックのカタチをしながらもサイバートラックはまさに新世代のテスラを表徴するかのよう。
後輪駆動のベーシックモデルなら日本円でおよそ900万円と、そこそこの値段ですが、ここはやはりサイバービーストでかっ飛び一択でしょう。ロボコップのコスプレで降りてきたりしたら、ちびっ子から大人まで呆然としてくれること請け合いです!