安くて丈夫で使いやすい!
これは3代目ライフが比較的丈夫なモデルであることの証明にほかならないワケなのだが、じつは3代目ライフのベースとなった2代目ライフは、同社のエントリー軽自動車だったトゥデイと基本メカニズムを共有しており、登場の時点ですでにある程度熟成の進んだメカとなっていた。
それゆえに、日常使いにおいて致命的なトラブルが発生する率が低く、移動の足として使用しているユーザーからしてみれば、壊れなければ乗り換える理由もないということで、比較的長い車齢でありながら現役の車両が多くなっていると予想される。
その一方で、丈夫で使いやすいモデルではあるものの、決して中古車市場で大人気なモデルというワケでもないため、中古車として店頭に並ぶものも安価なものが多く、安価な日常の足を求めているユーザーに買われていくというサイクルが出来上がっているのである。
また、同じく比較的安価に買うことができるアルトやミラの軽セダンに対し、ライフはトールワゴンということで室内が広く、大きなウインドウによって見切りが良いという点も多くのユーザーに愛されるポイントであることは間違いないだろう。
このように3代目ライフは「無事是名馬」を地で行く、実用車界のスーパーヒーローとなっているのである。