かつては1月2日から初売りセールを実施した新車ディーラーもいまは4日からが主流! 「効果はあった」のにやめざるを得なかった理由とは (2/2ページ)

お正月のディーラーはいつもと違う雰囲気

 それでは、なぜ過去には2日や3日に店を開けていたのだろうか。まずは意外なほど新規受注が取れるということもあった。「お年玉特価車」といった目玉モデルを用意することもあるが、仕事などの影響で、この時期(お正月)にしか新車をじっくり検討して買うことができないという人もいるそうだ。

 また、何台も同じ店で乗り継いでいるお客が、初売りのタイミングでクルマを入れ替えるというケースもあったそうだ。幹部社員が正月休み中で、いつもより好条件の決裁が出やすいということもあるそうだ。

 サービス工場を稼働させることも多かったので、とくに個人営業で日々商用車を使うといった人がじっくりメンテナンスしたいともち込むこともあり、こちらもにぎわっていた。

 セールススタッフからは、「気合いをいれるという意味も大きいですね。1月はなかなか新車が売れないですから、早めに調子を戻すにはちょうどいいですね」という話も聞いたことがある。

 働き手不足に働き方改革となり4日から初売りになったとはいえ、全ディーラーが4日に店を開けるわけではない。また、4日に店を開けていても、既納客へ向けて店を開けているというところもあり、そんな店へ初めて訪れてもあまり相手にされないこともある。

 ただ、いつものディーラーとは違う雰囲気というものは漂っているので、時間のある人は4日に初売りしているディーラーをまわってみてはいかがだろうか。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
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渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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