サーキットでの事故は「自動車保険」の適用外! 走りたいけどクラッシュしたら……どうするのが正解? (2/2ページ)

通常の自動車保険はサーキットでは適用されない!

 また、通常の自動車保険=車両保険もサーキットでの事故は対象外なので、加入している保険が「一般車両」、「車対車+限定A」に関わらず、保険会社から修理代を保証されることは一切ない……。

 もっとも、身体を怪我した場合は、サーキット走行時に掛け捨ての傷害保険に加入することになっているので(見舞金支給制度)、ある程度は保証されると思っていい。

例:筑波サーキットの傷害保険 加入料:500円(1日、四輪)

保証金額

死亡保険金 350万円 / 後遺障害保険金 9~350万円(後遺障害の程度に応じて) / 入院保険金(1日につき) / 5,000円

手術給付金 5万円(1事故による入院に対して1回まで) / 日帰り手術給付金 2万5,000円(※通院補償はありません)

 とはいえ、大事な愛車でサーキットを走って、万が一全損になったら、立ち直れない……という人には、「サーキット・レース保険」があるので、これに加入するという手もある。

 通常の自動車保険では補償されないサーキットでのアクシデントでも保証が利く保険で、車種やドライバーのキャリア(年齢)などで、大きく保険料は異なり、リスクが高い分保険料も安くはないが、こうした保険もあるにはある。

 代表的なのは、東京海上日動火災保険の「競技・曲技等使用危険補償特約」。

 加入すれば車両の修理代、自身の医療費、サーキットの備品代(ガードレールなどの請求が来る)なども保険金で支払ってもらえる。

 ネットで調べれば、サーキット保険を扱っている代理店もいくつかヒットするので、まずは見積もりをとってみることをおすすめする。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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