「食べ物」「空気」「休憩」! ドライブ中に襲われる「眠気」対策はこの3つ (2/2ページ)

ドライブ中に食べるものにも要注意!

眠気を抑える方法は?

 では、眠気を抑えるにはどうすればいいのだろうか? 大前提として、疲れている、睡眠不足であるといった状態は避けたほうがよいことは当然である。「それはわかっているけれども……」という人もいるだろう。

 そのほかに手軽にできることとしては、まず換気をすることが挙げられる。窓を開けることはもちろんであるが、寒いときや雨のときは難しいだろう。その場合、眠気を感じたらエアコンが内気循環でないかをチェックし、外から空気を取り入れる外気導入を選択するのも有効だ。とにかく、車内の二酸化炭素濃度を上げないようにするのが大切だ。

 また、血糖値の上昇も眠気を誘発させる要素だ。とくに食後は血糖値が上がりやすいため、運転する前やサービスエリアに立ち寄ったときは血糖値が上がりずらい食事をチョイスするのも有効だ。具体的なところで言えば、糖質の高いパンやごはん類を控えるのがよいとされる。

 ほかに口にするもので言えば、ガムや昆布を噛んで脳の血行をよくする手段は、眠気が抑えられるとして昔から広く知られている。

一番は休憩と仮眠

 ほかにも眠気に対する対策は多くあるが、一番は定期的に休憩を取ったり、無理せずに仮眠を取ったりすることだ。定期的な休憩は最低でも2時間に1回が好ましいといえる。このときは単純にクルマを止めるだけでなく、クルマから降りて身体を動かして身体を目覚めさせるのも重要だ。

 また、仮眠は深い眠りに入ってしまう前の15~30分が好ましい。仮眠後は起きてすぐに運転し始める訳ではなく、休憩時と同じくクルマから降りて身体を動かして、身体を目覚めさせるのが有効だ。

 自身の体調と眠気としっかりと付き合いながら、無理なく安全なドライブを実施していくのが事故を防ぐ最善策だ。


西川昇吾 NISHIKAWA SHOGO

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愛車
マツダ・ロードスター(NB8C後期型)/ボルボV40 T4
趣味
スポーツ走行、写真撮影、ネットラジオ鑑賞
好きな有名人
織田裕二、駒形友梨

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