この見た目で200km/hオーバーとかマジか! アメリカで激速「3輪車」を作るヴァンダーホールがヤバい!! (2/2ページ)

電動化への対応にも積極的で4輪事業への進出にも期待

 そしてここ最近のヴァンダーホール社が積極的に取り組んでいるのが、EVの開発とそのセールスだ。すでにオートサイクルでは、フロントホイールに2基のエレクトリックモーターを搭載した「エジソン」を発表済み。

 わずか4秒で0-100km/h加速をこなし、最高速は322km/hを誇るというのだから、その存在からは目が離せない。

 ヴァンダーホール社ではさらに4輪のEV開発、そして市場への投入計画も積極的に進められている。「ブロウリー」とネーミングされた、2ドアのオフローダー&SUV風のエクステリアデザインを持つモデルがそれだ。

 フロントグリルの内側にヘッドライトをレイアウトする伝統的な手法のフロントマスクなどは、このブロウリーにも継承されている。

 4名の乗車が可能なブロウリーのルーフは完全に取り外しができ、キャビンはさらに開放的な雰囲気に演出することも可能。左右ドアの下部はウインドウとされ、オフロードでの走行時により大きな視界を与えてくれる。

 パワーユニットは4輪各々にエレクトリックモーターを搭載する4モーター方式。最高出力と最大トルクはそれぞれ409馬力、650Nmという数字になる。搭載バッテリーは40kWhと60kWhの両仕様があり、後者では最大で約320kmの航続距離を実現するということだ。

 アメリカの新興勢力、ヴァンダーホール。期待度は非常に大きい。


山崎元裕 YAMAZAKI MOTOHIRO

AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員 /WCOTY(世界カーオブザイヤー)選考委員/ボッシュ・CDR(クラッシュ・データー・リトリーバル)

愛車
フォルクスワーゲン・ポロ
趣味
突然思いついて出かける「乗り鉄」
好きな有名人
蛯原友里

新着情報