まだ使えるか使えないかで最適な処分方法が異なる
■廃タイヤの処分の方法
では、具体的にどうすればお手軽に、お財布にも優しく処分できるかを見ていきましょう。
処分の仕方は、山が残っていてまだ使える場合と、山が磨り減っていたり劣化していてもう使えない状態とで違ってきます。
【山が残っている場合】
数シーズンしか使っていなくてまだまだ使えそうだという場合は、タイヤとしての価値がまだ残っていますので、売却できる余地があります。
・ネットオークションで売却
もっともいい値段で売却できる可能性があるのがネットオークションでしょう。売り手と買い手のニーズが最大限でマッチすれば、相場よりも高い値段で取引できるでしょう。ただし、梱包する手間と、発送する手間と費用がかかるので、その点は考慮に入れましょう。
・中古パーツショップに買い取り依頼
ネットオークションほどはいい値段が付かない場合が多いと思いますが、品物の価値がよく分からない場合や梱包作業が面倒だと思っている場合などは、中古パーツ販売業者に持ち込んで査定してもらいましょう。金額が折り合えばその場で現金化できます。
【山が残っておらず処分するしかない場合】
スリップサインが出ていてタイヤとしての寿命が来てしまっている場合や、トレッドのゴムがカチカチだったりヒビが目立つような場合は、もうタイヤとしての価値が終わっていますので、費用を支払って処分してもらうしかありません。
・タイヤ販売店やカー用品店に持ち込む
処分先としてまず思い浮かぶのがタイヤ専門ショップでしょう。カー用品店でもタイヤを扱っていますので引き取ってくれます。これらのショップでは処分費用はだいたい同じくらいで、1本あたりおおよそ400〜600円のようです。
・ガソリンスタンドに持ち込む
ガソリンスタンドでもタイヤを処分してもらえます。店舗数が多いので近くで処分してもらえるというのがメリットですね。ただし、どこでもというわけではありません。店頭でタイヤを陳列販売しているところであれば受け入れてくれる可能性は高いと思いますが、いま主流になっているセルフ店では受け入れてもらえない可能性があるので注意しましょう。価格はタイヤショップより少し高いくらいでしょう。
・不用品回収業者に依頼する
ポストにチラシが入っていたり、回収車で街をまわっていたりする不用品回収業者にも処分を依頼できます(業者により受け入れ不可の場合もあります)。費用はまちまちですが、引き取りを依頼する場合は1本1000円〜というのが相場のようです。費用が多少かかっても手間がイヤだという人には向いているでしょう。
・ディーラーでも処分が可能な場合がある
また、カーディーラーや街の整備工場でも処分を受け付けてくれます。これもそれぞれの店舗の方針によって受け入れの可否は異なりますので、事前に電話などで確認しておきましょう。
費用も店舗ごとにいろいろですが、ディーラーの場合は持ち込みで1本1000円〜とのことです。