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FSWはもともと左回りのオーバルの計画だった! サーキットに右回りと左回りがある理由 (2/2ページ)

FSWはもともと左回りのオーバルの計画だった! サーキットに右回りと左回りがある理由

この記事をまとめると

■サーキットには右まわりと左まわりがある

■日本と欧州のサーキットでは右まわりが多い

■アメリカのサーキットは左まわりが多く、富士スピードウェイも当初は左まわりの予定だった

日本では多くのサーキットで右まわりが採用される

 このサーキットが右まわりなのか、それとも左まわりなのか? そう聞かれても、ロードコースの場合、右コーナーも左コーナーもあるのだから……、と少し迷う人がいるかもしれない。一般的に、グランドスタンド前のメインストレートの先、つまり第1コーナーが右コーナーか左コーナーなのかを見れば概ね、右まわりなのか、それとも左まわりなのかがわかる。

 日本の場合、富士スピードウェイ、鈴鹿サーキット、ツインリングモテギ、スポーツランドSUGO、筑波サーキットなど、第1コーナーは右コーナーだ。ただし、鈴鹿は立体交差があるなど、単純に右まわりコースとは呼べないという指摘もある。

 こうした国内サーキットで右まわりがほとんどであるのは、欧州からのサーキット建設の知見をもとに日本でのサーキット建設が進んだ場合が多いからだ、といわれることが少なくない。そうした欧州でのサーキットが右まわりな理由については、競馬の影響が指摘されている。

 では、競馬場の視点で、日本の実状を見ていると、中央競馬場では、確かに中山競馬場や京都競馬場のような右まわりがある一方で、東京競馬場や中京競馬場などが左まわりなっている。こうした競馬での左まわりは、アメリカに由来すると言われている。

 では、話をアメリカに移す。

 すると確かに、アメリカではインディカーかNASCARを開催しているオーバルコースは基本的に左まわりだ。そうした影響から、アメリカのロードコースでも、歴史が長いラグナセカやミッドオハイオ、さらに新設されたテキサスのサーキット・オブ・ジ・アメリカズも左まわりになっている。

 こうした右まわりと左まわり、競馬の場合は馬によっては得手不得手があるとの指摘もあるが、ドライバーにとってはどうなのか?

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