フィルター交換や通常の掃除でもダメならエバポレーター洗浄!
対策としては、すでに触れたエアコンフィルターの定期的な交換が基本。走る場所によるが、2万kmぐらいでかなり汚れることもある。取り外しや交換は簡単でDIYでできるし、フィルター自体も高くないので、まずは確認してみるといいだろう。
吸入されるダクトや配管まわりも汚れていることがあるので、拭いておく。分解して完全にクリーニングすることはできないものの、届く範囲でいいのできれいにする。エアコンフィルターを取り外すと奥に手を入れられるので、届く範囲できっちりと拭いておく。またエアコンの吹き出し口も綿棒などを使って、できるだけ奥まで拭いておこう。新車から時間が経っている場合はけっこう汚れていて驚くほど。さらに外気導入の取り入れ口はワイパーの付け根。また内気循環は前席の足もとにあるので、それぞれまわりを拭いたり、ゴミなどがあれば取り除いたりしておく。
それでもまだ臭いが気になるなら、エバポレーター洗浄だ。スプレータイプの専用ケミカルが売られているのでDIYでも可能だし、自信がないならディーラーやカー用品店でもクリーニングメニューがあるので利用するといいだろう。方法は簡単に言うと洗浄剤を内部の奥まで送り込み、洗い流すというもので、エアコンから出る水の管から汚れが排出される。この際に見てみると真っ黒なものが出てくることがあって驚くほど。こちらもそれほど高くはないので、気になる人はぜひ試してみるといいだろう。