ホンダは75周年! ランボは60周年! ついでにCARトップも55周年! 2023年はアニバーサリーラッシュだった (2/2ページ)

世界中で記念モデルの販売や式典が開催された!

 続いて、海外ブランドでは猛牛のエンブレム「ファイティングブル」でお馴染み、ランボルギーニが60周年。もともとは農業用のトラクターを製造していたのですが、1963年に高級スポーツカーメーカーとして、「アウトモビリ・フェルッチオ・ランボルギーニ」を設立。初のワンオフモデルである350GTが誕生しました。

 独創的なドアを備え、V10やV12気筒の大パワーエンジンを搭載するスーパーカーを次々と生み出し、数々の伝説を作ってきたイタリアのブランドです。

 さらに、創業としては2024年で105周年となるベントレーなのですが、スイスのチューリッヒでベントレーの正規販売事業を手がけるシュモール社が2023年で100周年を迎え、それを記念した「ベントレーマリナー100周年アニバーサリーコレクション」が11月10日に発表されています。

 2輪業界からは、ハーレーダビッドソンが創業120周年を迎えました。アメリカのウィスコンシン州ミルウォーキーにて、ウィリアム・S・ハーレーとアーサー・ダビッドソンが自転車用バイクエンジンの開発を行い、そこにアーサーのお兄さんであるウォルター・ダビッドソンが加わり、単気筒エンジンで排気量409cc、3馬力の「ハーレーダビッドソン第1号」が誕生しました。トマトの空き缶を利用したキャブレターなど、手作り感あふれる1台だったといいます。

 さらにアメリカでは、現在は日本から撤退してしまいましたが、自動車の大量生産をいち早く実現したフォードも、創業120周年でした。

 というわけで、アニバーサリーイヤーラッシュだった2023年。長らく愛された東京モーターショーが、ジャパンモビリティショーと名前を変え、新たな歴史をスタートした年としても、後世まで語り継がれることになりそうです。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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