気がつけばクルマの室内がみすぼらしい! 外観は再塗装にワックスにコーティングと色々あるけど内装のボロさはどう修復すればいい? (2/2ページ)

素材ごと変えてしまうのも手!

■その3:パーツやラッピングフィルムで覆ってしまう

 こちらもDIYのスキルがある程度ないと厳しいかもしれませんが、表面を新しいフィルムでカバーしてしまうので、見た感じは新品のようにリフレッシュできますし、塗装のようにバラして外したりマスキングしたりする必要がなく、やや手間が軽くて済みます。

 そしていちばんのメリットは、いろんな素材が選べるという点でしょう。

 無地のものではカッティングシートのようなソリッドカラーを基本に、金/銀などのメタリックカラーが選べるものもあります。また、いろんなマテリアルを模した表面処理のものもあります。たとえばカーボン調などは人気の高いマテリアルですね。ほかにもヘアライン調や木目調、内装によく使われるシボ処理に似たものもあるようです。

 そして、個人的にオススメしたいのはフェイクレザーのシートです。これは合成皮革のような素材感のシートで、新しく出たものは伸縮性があり、粘着付きのものもあるので、けっこう手軽に施工できると思います。

 素材はツヤのある合成皮革っぽいものから、いえゆるスエード調という、しっとりとした手触りのバックスキンタイプもあり、高級感も出せるというのはポイント高いと思います。レザーに似た質感のため、内装の素材との相性が良いのもメリットでしょう。

 難点としては価格が高いことが挙げられます。内装の主な箇所をカバーしようとするとけっこうな面積が必要になるので、シートの価格だけで数万円かかってしまう場合もあります。

 お手軽なものから、手間や費用はかかるけど本格的なリフレッシュが味わえるものまで紹介してみましたが、いかがでしょうか?

 実際にはもうひとつ、予算にもよりますしまだ部品が出る新しめの車種に限りますが、新品パーツと交換してしまうという方法も選ぶことができます。あとどれだけ乗るか、あるいは手間をかけてもリフレッシュしてあげたいかなどを検討して、お好みの方法を選んでください。


往 機人 OU AYATO

エディター/ライター/デザイナー/カメラマン

愛車
スズキ・ジムニー(SJ30)※レストア中
趣味
釣り/食べ呑み歩き/道の駅巡りなど
好きな有名人
猪木 寛至(アントニオ猪木)/空海/マイケルジャクソン

新着情報