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ポルシェがミニバンを作るとこうなるの!? 真ん中に運転席とかポルシェらしさ全開の「レン・ディエンスト」はガチで欲しくなる! (1/2ページ)

ポルシェがミニバンを作るとこうなるの!? 真ん中に運転席とかポルシェらしさ全開の「レン・ディエンスト」はガチで欲しくなる!

この記事をまとめると

■ポルシェはミニバンスタイルのコンセプトカー「レン・ディエンスト」を発表していた

■モチーフは1960年代にレースチームの車両として採用したフォルクスワーゲンType2だ

■6人が乗車可能で「完全自動運転モード」の搭載を見据えたモデルであった

なんとポルシェにミニバンがあった!?

 2000年代を迎えてからのポルシェは新型、それもスポーツカーの範疇にとどまることなく野心的なモデルの開発に取り組むことしきり。また、いずれもポルシェのDNAといえる革新性や剛直な商品性などを兼ね備え、たとえプロポーザルモデルだったとしても「これ、欲しい!」となるモデルばかりといえるでしょう。

 たとえば、2020年に自ら催した「ポルシェ・ビジョン」というショーケースイベントでは、コンセプチュアルなモデルの数々を披露。今回は、そのなかからポルシェのミニバンに対するアプローチをご紹介しましょう。

「レン・ディエンスト(Renn Dienst=Racing Service)」と名付けられたプロポーザルモデルは、最大で6人乗りのシートアレンジができる「フレンドリーなバン」と位置づけされています。

 オールドファンならこの名前にピンとくるでしょうが、イメージのベースとなったのは1960年代に多用されたレーシングカー運搬用にカスタムされたフォルクスワーゲンType2にほかなりません。

 ポルシェがヨーロッパ各地のレースを転戦する際「PORSCHE RENN DIENST」と車体にペイントされたVWバスやオープントラック、あるいはロングトレーラーなどさまざまなバリエーションが用意されていたのです。

 このサービスカーへのオマージュというわけですが、むろん、ポルシェのアプローチは実用性一点張りなわけがなく、室内容量にとらわれることもありませんでした。1分の1のモックアップモデルとはいえ、レーシーで目にも鮮やかなプロポーションを作り上げ、デザインを担当したミヒャエル・マウアーによれば「未来的なスペースグライダー」を目指したとのこと。

 フロントからサイドに連なるグラスエリアの形状や、ボディの四隅をマッシブに演出するフェンダーアーチとファット&ローなタイヤ、あるいはフラットなキャラクターラインが印象的なフロントマスクなど、どれをとってもポルシェらしさに満ち溢れているといえるでしょう。

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