この記事をまとめると
■自宅のリビングにいるように感じられるクルマの快適装備を紹介
■飛行機のファーストクラスをイメージしたようなシートまでも存在する
■匂いや音でドライバーや車内を癒すようなシステムも搭載されている
まるで家にいるような車内がいま増えている!?
クルマで移動することが多い人なら、その時間を極上のものにしてくれる快適性を重視したいものですよね。ひと昔前なら、それはシートの座り心地や広さ、静かさや乗り心地の良さなどが指標となっていたのではないでしょうか。
でもいまや、自宅のリビングより快適かもしれない? なんて思ってしまうほど、最新モデルの快適装備は進化しています。ここで代表的なものをご紹介したいと思います。
まずは、プライベートジェット機のプレミアムシートを目指したという、新型アルファード/ヴェルファイアの2列目シート。しっかりと足を支えてくれるオットマンや折りたたみテーブル、手もとでエアコンやオーディオ、サンシェードやランプなどなんでもタッチパネルで操作できるタブレット型のリヤマルチオペレーションパネルなど、見るからに至れり尽くせりなシートなのですが、そこには夢のマッサージ機能が進化して搭載されています。
タブレット操作でリラクゼーションをタッチすると、大腿部から肩までを心地よくエアポンプの力で押してくれ、しかも強弱が選べるようになっています。あまりグイグイと指圧されるような感じではないですが、オンにしているといつの間にか眠りについてしまいそうな心地よさ。多忙を極めるビジネスマンや、育児に奮闘するパパ、ママなどは移動時間をリフレッシュする時間にできそうです。
続いては、夏がどんどん過酷な暑さになっているいま、求める人が多くなりつつあるのがシートベンチレーション。シートの座面や背もたれを温めてくれるシートヒーターは、軽自動車にも搭載されるくらいポピュラーな快適装備になっていますが、シートベンチレーションは、シートから風を送り出したり空気を吸い込んで送風することで、シートに接している身体を冷やしてくれる装備です。
高級車など一部のクルマに装備されはじめ、乗車中に汗をかいてもベタベタせず、身体が冷えるのでエアコンの設定も控えめで済むなど、メリットを感じている人が多いようです。レクサスLXやES、マツダCX-60などに搭載されています。