愛車を新調したので「愛犬の愛車」も新調! ワンコも納得のクルマに合わせた「ペットカート」の選び方とは (2/2ページ)

さまざまなカートを愛用した結果これがベスト!

 そこで、わが家にある3つのドッグカートを検証した結果、新たに導入した、ベビーカーでもおなじみのコムペットが今年になって発売した「フィカゴーフリッタプラス」というペットカートが最適ではないかという結論に至ったのだ。フィカゴーフリッタプラス(犬の体重20kgまで対応)は、たった1秒の自動折り畳み機能とコンパクトな収納性が自慢の最新の新型ペットカートで、もちろん、本体とキャビンの分離が可能。ワンタッチで折り畳み、復帰ができ、前輪サスペンション&ブレーキ付き。

ペットカート

 キャビンには前後に計3カ所のメッシュ窓があり、通気性に優れ、キャビン前方のメッシュ窓はフラップで閉じることもできる構造。さらに、フラップは好みの高さで前後の幌をどちらからでも開くことができるラチェット式幌を採用。散歩や観光など、ほとんどの場面、幌は開けた状態で移動させるわけだから、幌の開き方の自由度は、愛犬と飼い主双方にメリットがあると考えていい。当然、クルマの後席に設置したときも、同様のメリットが生きてくる。

ペットカート

 フィカゴーフリッタプラスはキャビンのサイドポケットのほか、ボトムにもカゴ収納があり、とても便利なのだが、オプションとしてクルマの後席にキャビンを置く際の純正アクセサリーのカーシートプロテクション(ISOFIXアンカーに固定)のほか、ハンドルにベルトで付ける小物入れのオーガナイザー、折り畳み時に外す必要のない専用カップホルダーまであったりする。

ペット用カートのオプション

 で、肝心の、車輪を含む本体のラゲッジルームへの積載性だが、フィカゴーフリッタプラスは、わが家にもある同種の高級ペットカートに比べ、車輪がそれほど大きくないため、それこそスーパーハイト系軽自動車のクロスオーバーモデルの三菱デリカミニのラゲッジルームにも、あまりスペースを取らずに積載することができる。

 同時に機内持ち込みサイズのキャリーケース2個と愛犬用の荷物まで余裕で積み込めるのだから文句なし。フィカゴーフリッタプラスの車輪を含む本体のコンパクトさ、軽量ゆえの乗せ下ろしのしやすさが際立ったのである。

カートの収納例

 ちなみに、わが家が以前から愛用していた、一体型の軽量ペットカート(サスなし)の畳んだときの全長は約1m。ラゲッジルームの幅が1mあれば横積みできて、ほかの荷物のジャマにならないのだが、もし、斜めにしか積めないようだと、荷物の積載効率は一気に悪化する(ペットカートの上にも下にも重い荷物は積めないため)。

ペットカートの収納例

 その意味でも、本体とキャビンが分離でき、本体がコンパクトで軽量なペットカートが、愛犬とのドライブ旅行において、強固なキャビンが愛犬の安全なドライブ用ベッドになる点、本体の積載性に富む点を含め、愛犬用のサスペンション&ブレーキ付き、収納豊富、カップホルダー付きの”愛犬の新車”=フィカゴーフリッタプラスは、わが家では理想的なペットカートの人つ、という結論に至ったというわけだ。

ペット用カート


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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