2023-2024の最終選考は12月7日!
しかしそれゆえ、少数精鋭ともいえるバラエティに富んだクルマが揃い、BEVのノミネートも増えてきています。そのなかから、まず選考委員がひとり10台に投票し、投票獲得数の上位10車が選ばれる「10ベストカー」の選考が11月1日〜2日に行われました。開票・発表はジャパンモビリティショーの会場で11月3日に行われ、「今年を代表する10台」が決定。スバル・クロストレック、トヨタ・アルファード/ヴェルファイア、トヨタ・プリウス、日産セレナ、ホンダZR-V、三菱デリカミニ、アバルト500e、BMW・X1、マセラティ・グレカーレ、フォルクスワーゲン・ID.4となっています。
10ベストカーはすべてフラットな同格とされており、得票数は公表されません。この後、10台が一堂に会して、同じ場所で選考委員による最終的な確認試乗が行われる「10ベストカー試乗会」を経て、いよいよ最終選考会へと進みます。
じつは長年、最終選考会での選考委員の投票は、持ち点25点を5台に配点し、そのうちの1台に最高得点10点を与えるという方法で行われてきましたが、今年から少し配点のルールが変わりました。持ち点16点を3車に配点するというもので、そのうち1台に10点を与え、2位として評価するクルマに4点、3位として評価するクルマに対して2点を与えることとなっています。
これは、従来の配点では10点を最も多く獲得したクルマではないクルマが、コツコツと点数をのばして大賞に輝くことがあったため。やはり、多くの人が1位だと評価したクルマこそ、大賞にふさわしいのではないかという実行委員会の想いが込められています。
また、大賞が国産車だった場合には、もっとも得点を多く獲得した輸入車が「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」として称えられます。さらにもっとも素晴らしいデザインだと評価されたクルマには「デザイン・オブ・ザ・イヤー」、もっとも素晴らしい技術を評価されたクルマには「テクノロジー・オブ・ザ・イヤー」という部門賞が設けられています。
以前、大賞を獲得した自動車メーカーの社長は、日本カー・オブ・ザ・イヤーに輝く意味として、ひとつには「このクルマを世に出すために、身を削るような思いで頑張ってくれたすべての社員、サプライヤー、販売店の皆さんへの最高の栄誉でありねぎらいだ」と感謝の気持ちを語っていましたが、まさに自分の子どものように苦労してクルマ育て、発売に漕ぎ着けた人たちにとっては、なにより嬉しいものなのではないかと思います。
いよいよ12月7日(木)15時から最終選考会が行われ、選考委員による配点の開票ののちに、今年の顔となるクルマが決定します。会場にはMCとしてサッシャさん、ゲストとしてトークで盛り上げてくれる、おぎやはぎのお二人も登場。その模様は日本カー・オブ・ザ・イヤー公式YouTubeチャンネルにてライブ配信されますので、ぜひドキドキの瞬間を一緒に見守ってください!