車内は”超”シンプルな仕立てに
インテリアのメーター類はすべてデジタル化。コンテンツのすべてはヘッドアップディスプレイおよび円型有機ELセンター・ディスプレイに映し出される仕様となっている。ここには、最先端の有機ELテクノロジーが採用されているほか、直径240mmの高品質ガラスが使用され、最適化された高感度タッチ機能を装備しているのがトピックだ。操作はスマートフォンのような直感的な操作が可能となっている。
車内には余分なものを置かないシンプルな仕立てとしており、先代モデルにおいてはセンターコンソールにあった、パーキングブレーキスイッチ、ギアセレクターレバー、エンジンスタート/ストップボタンなどは、すべてセンターディスプレイ下のトグルスイッチエリアに集約させている。
このことにより、より広い車内空間とすることに成功している。使われいる素材には、リサイクルポリエステルなどを導入し、環境にも配慮。
また、全車標準装備のMINIエクスペリエンスモードには、アンビエントライト機能が備わっており、最大7パターンの光のグラフィックを投影させることが可能なほか、流れている音楽のカバーアートの色に合わせたライトエフェクトが25色の中から自動で選定され、ダッシュボード上に投影されるといったユニークで楽しいギミックも搭載する。
パワートレインには、高効率ガソリンエンジン搭載車、クリーンディーゼルエンジン搭載車を用意し、2輪駆動モデル、4輪駆動モデルの選択も可能。また、スポーツモデルのJohn Cooper Works仕様も用意される。
最後に、このモデル最大のトピックを紹介しよう。それが、BMWが国内認可取得モデルとして初めて導入した「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」が、MINIモデルとしては初めて搭載されている点だ。これにより、高速道路走行時などの負担が劇的に軽減されることになる。
このほかに、現代では欠かせない最先端の先進安全機能、「ドライビングアシストプロフェッショナル」も全車標準装備。車載カメラを使用した全方向(前後&左右)記録可能なドライブレコーダーも標準装備となるので、安全性には抜かりない。
新しい魅力が詰まったMINI Countrymanは、489万円〜667万円で展開される。予約は始まっており、納車は、2024年第一四半期以降を予定しているとのこと。
今後、すべてのMINIラインアップが次世代モデルとして誕生するうちの第1弾モデルという位置付けなので、今後のMINIの展開にも注目だ。
※各画像は欧州仕様