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一時停止しているクルマがけっこういるが危険! 「信号付きの踏切」は青なら止まらず進むのが正解だった

一時停止しているクルマがけっこういるが危険! 「信号付きの踏切」は青なら止まらず進むのが正解だった

この記事をまとめると

■運転している際に踏切不停止を行うと点数と違反金の罰則が設けられている

■踏切に信号機が設置されている場合には一時停止をしなくても良い

■いつもの癖で一時停止をしがちだが後ろから追突される可能性があるので注意が必要

一時停止で追突される危険性も!

 自動車教習所で検定を受ける場合、踏切不停止は重大なミスで、仮免技能試験でも、路上での本免技能試験でも、一発で検定中止。不合格になってしまう。

 踏切通過中にギアチェンジしただけでも5点減点(合格点は100点満点で70点以上)。踏切進入時に左右の確認と“窓を開けて”の音の確認を怠ると、「安全不確認」として、10点の減点となるぐらい、踏切に関する項目の配点はかなり大きなウエイトを占めている。

 免許取得後も、踏切前で一時停止しないと、踏切不停止等違反で違反点数2点と反則金9000円の罰則が待っているので、誰もがこれらのルールは守っているはず。

 じつは日本と韓国を除く、多くの国では踏切前での一時停止の義務はない。しかし、日本でも例外的に一時停止が不要な踏切もある。

 それは信号機がついている踏切。踏切に点いている信号が「青」であれば、海外のように止まらずに踏切を通過してかまわない。

 その根拠は、道路交通法 第33条。

 ここには、「車両等は、踏切を通過しようとするときは、踏切の直前(道路標識等による停止線が設けられているときは、その停止線の直前。以下この項において同じ。)で停止し、かつ、安全であることを確認したあとでなければ進行してはならない。ただし、信号機の表示する信号に従うときは、踏切の直前で停止しないで進行することができる」と書かれている。

 列車が定期的に通過する踏切に信号機がついていることはまずないが、工場の引き込み線など滅多に車両が通らない踏切には、信号機がついていることがある。

 こうした踏切でも、いつもの癖で一時停止すると、後ろから追突されたりする可能性もあるので要注意。

 反対に法律的に止まる必要がなくても、渋滞などで前のクルマが踏切を渡りきったところでストップすることもあり得るし(当然、自車が踏切内で停止することは避けなければならない)、一時停止が不要といっても、左右の安全確認の重要性は変わらないので、信号の有無にかかわらず、踏切は細心の注意を払って通過することを心がけよう。

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