この記事をまとめると
■最近のクルマは高精度なセンサーを多数搭載している
■過敏すぎるセンサーもたまにあるが、ユーザーを助けてくれる場合も多い
■何も起きてないのに警告灯が光りっぱなしになったら早急な修理がオススメだ
数が多すぎてわけわからない警告灯の代表的なものを紹介
昔のクルマはある意味でシンプル。機能も装備もそうだった。なかでも、警告灯の種類は現在とは大きく違う部分と言っていい。
ここでは、昔のクルマにはなかった、昭和の時代のドライバーが現代へタイムワープしてきたら驚くしかない最新のCASE時代【Connected/コネクティッド、Autonomous/Automated/自動化、Shared/シェアリング、Electric/電動化】ならではの警告灯を紹介したい。
まずは、自動運転に向けた、ドライバーのモニタリングシステムの警告灯だ。いまではハンズオフドライブも一部車種で可能になっているが、ドライバーの目線や姿勢をカメラがモニタリングしていて、わき見、居眠りを検知。前を向いていないと警告されるのだ。また、ステアリングから手を放す場面でも、クルマが「放してもいいですよ」という場面以外では、ステアリングから手を放すと警告されてしまう。
衝突軽減ブレーキも昭和の時代には付いていない先進運転支援機能のひとつだが、前車と近づきすぎたり、衝突の危険がある場合は、もちろん派手な警告がブザーや警告灯で行われ、さらに衝突軽減ブレーキが作動する。
かなりドキッとする警告だが、おかげで、スバルのアイサイトの広告にあるように、追突事故などが大幅に減っているわけだ。
ちなみにACC(アダプティブクルーズコントロール)が付いているクルマは、作動させた際の警告灯に要注意。システムがうまく機能していないと、警告灯が点灯。全車追従機能などが働かなくなっていたりするから危ない。
パークディスタンス機能などと呼ばれるパーキングサポートブレーキの警告もまた、かなり派手。というか、車種によっては盛大な警告音とともにガツッと大きな音と衝撃を伴い緊急ブレーキが作動。
たとえば、狭い駐車スペースにバックで止めているときなど、心臓が止まりそうになるような警告、ブレーキ作動を行う。それも、まずぶつからない軌跡で止めているときも、センシングのレベルによっていやおうなしに作動するから恐ろしい……。心臓に悪いので、ドライバーによっては機能をOFFにしていることもあったりする。