この記事をまとめると
■WRC第13戦「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」最終日となるデイ4が終了
■ヌービル選手がこの日4度のステージ優勝を獲得、勝田選手も2勝を挙げて総合5位に入賞
■WRC第13戦「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」で総合優勝を果たしたのはエバンス選手だった
終始安定した走りでエバンス選手が総合優勝
2023年11月16日より始まったWRC第13戦「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」は、11月19日、いよいよ最終日を迎えた。
SS17旭高原SSから始まったデイ4は、前日5ステージで優勝を果たし絶好調の勝田選手をおさえ、ヒョンデi20 Nラリー1ハイブリッドのヌービル選手の勝利からスタート。ヌービル選手はその後のSS18、SS20、SS22でもトップタイムをマークして、この日4勝を挙げた。
一方、怒涛の追い上げで「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」を盛り上げているトヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッドの勝田選手は、SS19とSS21でトップタイムをマークするなど、この日も猛プッシュを続け、トヨタの1・2・3・4フィニッシュ実現に向けて突き進む。
残念ながら総合4位のヒョンデi20 Nラリー1ハイブリッドのラッピ選手を捕えることはできなかったが、全22ステージ(SS4はキャンセルなので実質21ステージ)中10ステージを制覇して「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」を総合5位で終えた。
さて、WRC第13戦「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」で総合優勝を果たしたのは、デイ2でトップに立ち、終始安定した速さで総合2位のオジエ選手に1分17秒差をつけたトヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッドのエバンス選手だった。
エバンス選手は、ステージ優勝こそSS3、SS11、SS12と3ステージにとどまったが、これはトップに立っていたことで安全マージンをとった走りをしていたであろうことは明らか。常に上位に名前を残しており、その結果、「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」で見事なまでの優勝を果たした。
WRC第13戦「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」の結果は以下のとおり。
Pos.1:エルフィン・エバンス/スコット・マーティン 3:32:08.8
Pos.2:セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ +1:17.7
Pos.3:カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン +1:46.5
Pos.4:エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム +2:50.3
Pos.5:勝田貴元/アーロン・ジョンストン +3:10.3
Pos.6:オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ +3:28.3
Pos.7:アンドレアス・ミケルセン/トシュテン・エリクソン +7:33.7
Pos.8:ニコライ・グリアジン/コンスタンティン・アレクサンドロフ +8:49.6
Pos.9:カイエタン・カイエタノビッチ/マチェイ・シュチェバニャク +19:25.9
Pos.8:新井大輝/立久井大輝 +22:22.7
トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッドの1・2・3フィニッシュという、地元トヨタとしては最高の形で終了したWRC第13戦「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」。
すでに来シーズンもラリージャパンが開催されることは発表されている。2024年11月21日が楽しみでたまらない。