この記事をまとめると
■レクサスがLBXの予約受注を開始、12月下旬ごろに発売されることが明かされた
■ブランド史上最小のSUVというパッケージングになっている
■フルオーダーができるグレードを設定しているほかスポーツモデルの設定も予定されている
ブランド史上最小のSUVがついに登場!
いまでは海外のプレミアムブランドに並ぶほどの人気となっている、トヨタの展開するプレミアムサブブランド「レクサス」。なかでもRXやUXといったSUVは、若者からベテランドライバーにまで絶大な人気となっており、街で見ない日はないほど生活に浸透し、存在感を放っている。
そんなレクサスは今年も数多くの新車を意欲的に発表しており、泥が似合う「GX」、国内ではブランド初の販売となるミニバン「LM」、持ち替え操作不要なステアリングバイワイヤを搭載する「RZ」など、魅力的なモデルを投入してきている(これから販売するモデルも含む)。
しかし、これらの新型モデルに紛れてもう1台、注目すべき車種が存在している。それがレクサス史上最小のプレミアムSUVとなる「LBX」だ。このたび同車の販売が正式に決まったので、詳細をお伝えしよう。ちなみにLBXというのは「Lexus Breakthrough X(cross)-over」を意味しているとのこと。
この「LBX」は、「これまでの高級車の概念を変える、コンパクトサイズながらも走りやデザインも上質であるサイズのヒエラルキーを超えたクルマをつくりたい」とのブランドホルダー豊田章男氏の想いをもとに、『本物を知る人が、素の自分に戻り気負いなく乗れるクルマ』を目指し、開発が進められたという。
コンパクトカー向けTNGAプラットフォームである「GA-B」をベースに刷新するとともに、基本素性と電動化技術を徹底的に鍛え上げているのが特徴だ。なかでも、レクサス車の共通点である「Lexus Driving Signature」の深化をより追求し、ドライバーとクルマが一体となり、「いつまでも運転していたい」と思える操縦性と快適性を追求しているとのこと。
デザインでは、コンセプトを「Premium Casual」とし、コンパクトなボディサイズでありながらも、存在感とレクサス車に欠かせない上質さを併せ持っている。なので、流麗なボディラインとコンパクトなエクステリアでありながらも、ダイナミックさも兼ね揃えた機能美あふれる仕立てが目を惹く。
フロントには、新たなアイコンとなるフロントフェイス「ユニファイドスピンドル」を採用しているのも注目だ。
グレードは、ユーザーのライフスタイルやこだわりに合わせたさまざまな世界観を用意。主なモデルとしては、シンプルで洗練されたモダンな空間を演出するLBX“Cool”、落ち着きと華やかさを両立するLBX“Relax”を展開するほか、唯一無二の1台をオーダーできるというオーダーメイドシステムLBX“Bespoke Build”を準備する。
また、2024年1月に開催される「東京オートサロン2024」では、運転を楽しみ、非日常の高揚感を味わえるパワートレインを強化したパフォーマンスモデルを発表するそうだ。
LBXは11月9日より受付を開始し、12月下旬頃の発売を予定。また発売に際し、先述のオーダーメイドシステムを取り入れた「LBX“Bespoke Build”」は100台を抽選販売となる。抽選の申し込みは全国のレクサス店にて、11月21日(火)まで受付し、当選者には販売店から連絡が行くとのこと。
価格は、460万〜576万円となり、3グレード展開でそれぞれFFモデルと4WDモデルを用意する6グレード展開だ。
レクサスらしさを手軽に味わえるモデルとなっているので、レクサスデビューにも、メインカーのサブ的ポジションとしてもオススメの1台となりそうだ。