この記事をまとめると
■右左折時には30メートル手前からウィンカーを点滅させるのが道交法で定められている
■右左折とも言えないような交差点でも迷ったらウィンカーを出しておくべきだ
■自分の進行方向を他車に伝えることで事故を未然に防ぐことにつながる
ウィンカーは数少ない他車とのコミュニケーションツールだ
交差点などで右左折をする場合、その30メートル手前からウィンカーを点滅させるのが道路交通法で定められているルール。
しかし、進行方向がYの字だったり、五叉路、あるいはそれ以上の複雑な交差点だったりすると、ウィンカーの出し方を迷ってしまうケースもある。こうしたややこしい交差点では、ウィンカーをどう活用すればいいのだろうか?
その前に、ウィンカーを出すべきシチュエーションをおさらいしておこう。
道路交通法では
・左折
・右折
・転回
・同一方向に進行しながらの車線変更(進路変更)
・環状交差点から出る、あるいは環状交差点内で徐行、停止、(後退)するとき
はウィンカーを出すことが義務付けられている。
それを怠ると、合図不履行違反になり、違反点数1点、反則金6000円(普通車)の罰則が待っているので、正しく使うことが重要だ(右左折は30メートル手前から、進路変更などは3秒前から点滅させ、向きを変え終わるまで点滅させておくのが基本)。
以上を踏まえて本題に戻ると、Yの字など右左折とはいえない道でのウィンカーはどうすればいいのか。
結論からいうと、迷ったらウィンカーを出しておく。ウィンカーは、自分がどちらの方向に進みたいかを後続車や対向車に知らせるための装置なので、分岐点ではできるだけ活用したほうが親切というもの。
とくに後続車がバイクだと、早めにウィンカーを出してもらえるとありがたい(巻き込み事故などの防止につながる)。
緩やかなカーブ(分岐)でも、ハンドルを切る必要があるのなら、ハンドルを切る方向にウィンカーを出しておけば間違いない。
これは合流車線から本線に入る際も同じことがいえる。
最近、右折や左折、進路変更でもウィンカーを出さないドライバーが目立ち、問題視されているが、ウィンカーは重要かつ数少ない外部とのコミュニケーションツール。これを積極的に活用することがスムース&セーフティなドライビングにつながるので、出すか出さないか迷ったときは、ウィンカーを点けることを心がけるようにしよう。