ダイハツは軽以外ももっと作ってよ! 振り返れば普通車が名車揃いだった!! (2/2ページ)

ユニークかつ実用性の高いクルマも多く手掛けていた

YRV

 2000年に登場したYRVは、軽自動車で人気を集めていたトールワゴンスタイルを普通車に採り入れたものとなっており、コンパクトなボディサイズでありながら広い室内空間を実現したモデルとなっていた。

 また、一部グレードにはパノラマガラスルーフが採用されており、開閉こそできないものの、広い車内に明かりを採り入れることができたため、非常に高い解放感も兼ね備えていたことも特徴となっている。

ダイハツYRV

 ここまで読むと、使い勝手に優れたトールワゴンという印象しかないかもしれないが、YRVの真骨頂はターボモデルに搭載された1.3リッターターボエンジンだ。このエンジンは、1.3リッターの排気量ながら140馬力を発生する過激なスペックとなっており、同クラスのエンジンのなかでは最強と謳われたもの。

ダイハツYRVのターボエンジン

 残念ながらMTとの組み合わせがなかったため、そこまでの人気とならなかったのが惜しまれるが、後に登場するモータースポーツベース車のブーンX4のエンジンのベースとなった。

ビーゴ

 2006年1月に販売がスタートしたビーゴはダイハツの本格SUVとなっており、テリオスの後継車種(実際海外ではテリオスの名前で販売された)。

ダイハツ・ビーゴ

 ただ、軽自動車のテリオスキッドが登場する前提だったテリオスに対し、ビーゴは軽自動車仕様を考慮せずに開発されたため、普通車としてさらに進化していたことは間違いない。

 ボディにはビルトインラダーフレーム式モノコックを使用し、1.5リッターの排気量を持つエンジンは縦置きされてセンターデフを備えたフルタイム4WD(FR仕様も存在)と、ポップなエクステリアから受ける印象以上に本格的なSUVに仕上がっていた。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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