399.3万円という戦略的価格でシェア拡大を目指す
インテリアでは、開放的な水平基調のダッシュボードと12.3インチクラスターとナビゲーションディスプレイが統合した12.3インチパノラミックディスプレイを採用し、先進性と使いやすさが融合したコクピットを形成する。
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気になるパフォーマンスは、高出力モーターにより気持ちのよいドライブが楽しめるとされる。リヤサスペンションにはマルチリンクを採用しており、乗り心地にも優れていそうだ。ドライブモードは「ECO」「NORMAL」「SPORT」「SNOW」の4つを用意しており、誰でもシーンに応じた走行を楽しむことができる。
また、ドライブモードとは別に「i-PEDAL」モードも装備しており、これはワンペダル走行も可能な回生ブレーキシステムで、前方の交通状況に応じて回生ブレーキ量を自動で調整するスマート回生機能も有している。
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駆動用バッテリーには、一充電走行距離が456km(WLTCモード)の48.6kWhバッテリーと、541〜625kmの走行が可能な64.8kWhバッテリーの2種類を用意。車内外で電気機器が使用可能なV2L(外部給電機能)によって、フレキシブルに活躍してくれる。バッテリー温度を最適化し、充電時間を短縮する「バッテリー・プリコンディショニング2」を初採用しているのも見逃せない。
そのほか、最新世代の運転支援システム「ヒョンデスマートセンス」、AR機能を搭載したナビゲーションシステムやコナ専用設計のBOSEプレミアムサウンドシステムなど、安全安心で快適なドライブを提供する装備も盛りだくさんだ。
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ヒョンデ・コナの価格は、48.6kWhバッテリーを搭載する「カジュアル」が399万3000円、64.8kWhバッテリーを搭載する「ボヤージュ」が452万1000円、同じく64.8kWhバッテリー搭載の「ラウンジ」「ラウンジ・ツートーン」が489万5000円となる。
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ネッソとアイオニック5で日本に新風を巻き起こしたヒョンデだが、EVのSUVとしては日本最安値となる大本命の「コナ」導入により、再び旋風を巻き起こすかもしれない。