この記事をまとめると
■フロントのワイパーモーターなどが格納されている部分をカウルトップと呼ぶ
■カウルトップの裏側には、外気導入口などがあり、雨水などの排水をする役割も持っている
■落ち葉が溜まりやすい場所なので、たまに外して掃除するのがオススメだ
かなり落ち葉が溜まりやすい「カウルトップ」とは
ワイパーの付け根はパネルになっていて、ここはカウルトップと呼ばれている。ボンネットとフロントガラスの隙間を埋め、内部に入っているワイパーモーターなどを隠す役割がある。
このカウルトップで気になるのが、格子状になっている部分にゴミが入るとどうなるかということ。じつはエアコンの外気導入の取入口はここで、そのため空気が入るように穴が開けられているのだが、ゴミや枯れ葉などが内部にも入り込んでしまう。結構大きなものも入るので、その後どうなってしまうのか?
そもそも清掃するにはカウルトップを外すしかない。その前にワイパーアームを外す必要があるが、あとはカウルトップ自体を止めている何本かのネジを外せば取れるので簡単だ。
外すとエンジン側に水が流れないように桶状になっていて、底の部分に2カ所ほど水抜きの穴がある。そこからボディ下に流れるという構造だ。水抜きの穴はそこそこの大きさなので、すぐに詰まってしまうことはないものの、枯れ葉もサイズによっては引っかかる可能性はある。
溜まってしまうと、エンジンやバルクヘッドを伝って車内に流れ込む可能性もあるので、気になるようなら定期的に外して清掃するといい。また、冒頭で紹介したように、エアコンの取り入れ口でもあるので、エアコンフィルターが付いているとはいえ、綺麗にしておくに越したことはないだろう。綺麗に保つ対策としては、木の下に止めないことぐらいだ。
以前は水抜きの穴にさらにダクトみたいなものが付いていて、うまく機能すればステアリングラックなどにもかからずに地面近くに排水できたのだが、形状が複雑だったりして詰まりやすく、水があふれるクルマもけっこうあったりしたものだ。そういう意味では最近のクルマはトラブルが少なくなった。