マイルドなパワーユニットを搭載する廉価グレードが狙い目
シボレー コルベット(C5)
アメリカンスポーツカーの代表格であるコルベットも2代目モデルから5代目モデルまでリトラクタブルヘッドライトを採用していたが、比較的安価に狙うことができるのは、1997年に登場した5代目モデルだ。
このモデルでは一気にデザインが流線型のものとなり、どことなくフロントはFD型RX-7を感じさせるスタイルとなっているが、見た目だけでなくハンドリング性能も大きく向上した世代。
とはいえ、エンジンルームに鎮座する5.7リッターのV8エンジンの魅力はアメ車そのもので、スポーツカーらしい走りを楽しむこともできる1台だ。
そんなC5コルベット、新車時は600万~700万円ほどの高額車だったが、現在は200万円以下のものも存在しており、チャレンジしやすい価格となっている。
トヨタ・スープラ(70系)
現在はGRスープラとして販売中のトヨタのスポーツクーペであるスープラは、その前身でもあるセリカXX時代からリトラクタブルヘッドライトを採用していたモデルとなっている。
日本国内では初代となる70系を最後に、リトラクタブルヘッドライトを廃止してしまったスープラではあるが、その70系の2リッターモデルかつAT車であれば、まだ200万円を切る価格帯で販売されている中古車を見つけることもできるのだ。
※写真は2.5GTツインターボ
前期のもっともベーシックなモデルに搭載された1G-EU型エンジンは、最高出力105馬力というスープラの見た目に反して非常にマイルドなスペックとなっていたが、リトラクタブルヘッドライトを持つ流麗なスタイルの前ではそこまでエンジンスペックは重要ではないのかもしれない。