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「金持ち道路」と揶揄! 無料のハズのアメリカの高速に近ごろ有料区間が増えているワケ (2/2ページ)

「金持ち道路」と揶揄! 無料のハズのアメリカの高速に近ごろ有料区間が増えているワケ

この記事をまとめると

■アメリカのフリーウェイは原則無料で走行することができる

■フリーウェイには条件を満たしたクルマだけが走行できるカープールレーンが存在する

■渋滞をパスできるカープールレーンだが、最近は有料化するケースが目立っている

アメリカの高速には渋滞をパスできる特殊なエリアが存在する

 ロサンゼルス周辺のフリーウェイを走っていると、もっとも内側の車線が“カープールレーン”となっている路線がある。このカープールレーンは、複数名乗車しているクルマや、1名乗車であってもBEV(バッテリー電気自動車)など、一部許可されたクルマなら走行できる車線となっており、渋滞していてもカープールレーンでスイスイ進むことができる。

 フリーウェイの入口も1名乗車の普通車両と、カープールレーン許可車両を分けて進入できるように2車線用意されているところも多い。入口には朝夕など混雑時だけ作動する信号が用意され、ドライバーのみの通常車両は信号が青になると本線に進入することができ、本線への流入量が調整されるのだが、複数名乗車車両は信号に従うことなく本線に進入することができる。

 家族やグループでの移動はもちろんだが、カープールレーンの導入が始まったころは、渋滞緩和の意味もあり、ご近所同士で乗り合わせて通勤するといった利用も促されていたのを記憶している。カープールレーン走行に際しては特別な料金は発生しない。ところが最近はこのカープールレーンがなくなり、代わって内側車線が有料レーンとなる路線が増えている。

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