BEVになってもやっぱり「Gクラス」の存在感はヤバい! バカッ速のPHEV化した「AMG C 63」も注目必至 (2/2ページ)

BEV化してもやっぱりラダーフレーム&後車軸リジッド!

 リヤ側にもまわってみよう。ここでの「スクワール」なディテールは、いつものスペアタイヤケースが、角を丸めた収納ケースに変えられているところだ。もしかすると、ドアが開けられていて、インテリアを覗くこともできるかもしれない。ホワイトレザー内装! のノーブルな雰囲気が、このコンセプトEQGの成り立ちを物語る。そもそも、外装色のブラック/シルバーの高貴なツートンも、同じくメルセデス・ベンツのブース内で隣に置かれた「EQS 450 + エディション ワン」に、そっくりそのまま踏襲されているのだ。

メルセデス・ベンツEQGコンセプトの真後ろ

 さらに車内をのぞき込むことが叶ったらなら、ダッシュボードまわりの市販されてもおかしくないほどの完成度、クオリティにも、二度びっくりしておくべし。この空間に身体を置いて、ラダーフレーム&独立懸架&後車軸リジッドの堅牢なシャシーを、4輪それぞれのモーターで独立制御して操るというのだ。

 トドメに圧巻のディティールは、メルセデス伝統のアルミニウムアロイのディッシュホイールを、深絞りしてディープセンター化しつつエアロデザインになった22インチホイール。もちろんコンセプトEQG専用のデザインだ。

メルセデス・ベンツEQGコンセプトのホイール

 変えるべきでないものと、変えたらさらによくなるところ。未来がどのように進んでいくか、コンセプトEQGのオーラを実地に浴びたなら、まさかもう迷うことはないはずだ!

 同じくお立ち台の上で、ジャパンプレミア発表の「メルセデスAMG C63 S Eパフォーマンス」にも注目。

メルセデスAMG C63 S Eパフォーマンスのフロントスタイリング

 F1起源の超高効率バッテリー「HPB」と世界最強の直4、M139 型を組み合わせた新時代のPHEVなのだ。Cクラスのコンパクトなボディを加速させる1020Nm(!)の超絶トルクを想像しながら、眺めて欲しい。


南陽一浩 NANYO KAZUHIRO

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