何はともあれ見逃し厳禁! ジャパンモビリティショーの超目玉車種を一挙紹介!! (2/2ページ)

市販化目前のような注目モデルも!

 三菱のブースでは、三菱ファン、デリカファンならずとも、三菱のデリカD:5の未来を占う「D:Xコンセプト」をチェックすべきだろう。まるで月面車のような、4代目デリカスペースギヤを彷彿させるルックスが強烈で、パワーユニットはPHEV、駆動方式はもちろんS-AWC。ボンネットはスケルトンで、広大なインテリアには1/2列目席対座シートを用意。LEDフロアの採用をはじめ、プロジェクションレーザーライト採用で真っ暗な悪路や白線や路肩が見えない地面でも、レーザーライトが車幅のガイド線を投射してくれる機能まで付いていたりする(このライトは現在の法規では使えない)。

三菱ブースの「D:Xコンセプト」

 スバルは、クロストレックや最新のレイバックなどとともに、コンセプトカーとして「SUBARU SPORT MOBILITY Concept」が出展されている。何しろスバル初のグローバルBEV(電気自動車/ソルテラはトヨタbZ4Xとの共同開発車)。スバルファンにとっては、水平対向エンジンの次なる電動パワーユニットに注目したい。そのルックスはスーパースポーツカーそのものだ。

スバルブースの「SUBARU SPORT MOBILITY Concept」

 ユーティリティカーのコンセプトモデルで注目なのが、トヨタの「KAYOIBAKO」(カヨイバコ)」というボックス型のコンセプトカー。通箱とは物流の専門用語でコンテナボックスのことを差し、コンパクトな商用EVミニバンが基本なのだが、展示車にあるように、アウトドアや車中泊に対応するレジャーユースの提案もあり。ホンダN-VANがそうであるように、商用車のパーソナルユースはなかなか面白い展開が期待できるに違いない。

トヨタブースの「KAYOIBAKO」(カヨイバコ)」

 マツダのブースでは、マツダ・コンパクトスポーツカー・コンセプト「MAZDA ICONIC SP」を出展。パワーユニットは待望のロータリーのハイブリッドシステムを想定。鮮烈なヴィオラレッドのボディカラーに塗られたマツダらしいスポーツカーの提案だ。

マツダブースの「MAZDA ICONIC SP」

 ダイハツはどうか?  今回は大目玉の1台が出展される。その名は「ビジョンコペン」。そう、1.3リッターエンジン×FRのオープンスポーツだ。こちらは軽自動車で行くのか、登録車で行くのかは現時点で不明だが、いま、マツダ・ロードスターと並ぶ、国産車唯一のオープンスポーツ、それもよりリーズナブルに手に入るマシンなのだから、注目しないわけにはいかないだろう。現行コペンにはトヨタ版のGRもあるわけで、トヨタとのコラボなら、可能性は大いに高まりそうだ。

ダイハツブースの「ビジョンコペン」


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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