「まっ、マリオ!?」 「?」が載ったクルマは一体ナニモノ? 電動化一辺倒じゃないトヨタの「IMV0」が面白い!

この記事をまとめると

■ジャパンモビリティショー2023が開幕

■トヨタブースでは「IMV0」が展示されている

■アジア地域を中心に販売予定のピックアップモデルだ

さまざまな使い方を楽しめるピックアップモデル!

 2023年10月25日に開幕したジャパンモビリティショー。トヨタブースにはさまざまなモデルが展示されていた。そのなかでもっとも市販に近いモデルと言えるのが、やりたいことを一緒にかなえるモビリティ「IMV0」だ。アジア地域を中心にまもなく販売予定となるこのピックアップモデルについて紹介する。

トヨタIMV0(CAPSULE BAR)

 このIMV0はコンセプトモデルとしてタイやフィリピンなどで公開されてきたモデルだ。今回のモビリティショーでは特徴的なポイントである自由な拡張性を生かして、移動型のカフェやカプセルトイで盛り上がることが出来るCAPSULE BARなど多彩な展示がされていた。

 ただ、このような展示はあくまでも一例である。プレスカンファレンスでの発表時、壇上に展示されていたIMV0は荷台にボックス上のモニターを載せ、そこには「?」が表示されていた。ユーザーに思い思いの使い方をしてほしいという願いからの展示だろう。

トヨタIMV0の荷台

ディーゼルエンジンを搭載

 今回のモビリティショーではBEVのモデルが多くラインアップされていたが、このIMV0は異なる。BEVを日常使用することが難しい地域での販売を視野に入れているため、今回の展示車両にはディーゼルエンジンが搭載されているとのことだ。リヤからもマフラーがしっかりと確認できる。カーボンニュートラルへの取り組みを全方位で行っているトヨタらしく、実状を考えたパワーユニット戦略と言える。

 現実路線という意味で言えば、求めやすい価格を実現するための創意工夫が施されているのも特徴だ。基本的にベースキットでの販売を予定しているそうで、それぞれの使用用途に合わせてカスタマイズをしてもらうのが狙いとのこと。モニターパネルが載せられている車両に荷台やアオリが設置されていないのはそのためだ。

トヨタIMV0の荷台

 また、カスタマイズのしやすさや修理のしやすさに関しても工夫が施されている。たとえばバンパーは三分割の形状となっていて、ボルトで簡単に脱着が可能。これにより修理やカスタマイズが容易になっているのだ。

 ボディサイズは全長5300mm、全幅1785mm、全高1740mmとなっている。

トヨタIMV0の荷台(移動型カフェ)

 日本市場での販売は現時点では分からないが、カスタマイズのしやすさや、経済的な面を考えると日本での登場も期待したいところだ。


西川昇吾 NISHIKAWA SHOGO

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マツダ・ロードスター(NB8C後期型)/ボルボV40 T4
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